ここ最近、オフ会で会ったことのある方が、立て続けに何人かスリップしてしまったり、しそうになったりしている。
外見では、断酒が割と順調そうに見えても、ちょっとしたことがきっかけで、飲酒に戻ってしまうことがあるようだ。
メールだったり、Twitterだったりで、その方がスリップしてしまったこと、してしまいそうな状態にあることを知った時、私はショックを受ける。
あぁ、せっかくここまで来たのに・・・
オフ会の時は、あんなに元気そうだったのに・・・
一体何があったんだろう・・・
実に様々な思いが、私の胸に去来する。
メールやTwitterで近況を尋ねても、一度アルコールの海に潜ってしまった人は、もう一度海面に顔を出すまで、こちらからの問いには答えてはくれないのだ。
こんな時、致し方ないことは十分に分かってはいるのだが、力になれないもどかしさを感じるのである。
もともと、断酒は個人が、自分で決めてすることであって、他人が口を挟む性格のものではない。
断酒している人同士が、励まし合うことは出来ても、途中でアルコールの世界へ戻ってしまった人を、無理やりこちらに引き戻すことは不可能なのだ。
その方が、自分で気付いて、もう一度断酒へと軌道修正を図るまで、気長に待つより他はない。
それにしても、酒とは、何と厄介な飲料であることか。この酒なる飲み物が、一体何億人の人の人生を狂わせているのか。
いかなる理由で再度酒を飲んだところで、酒を飲まないでいる場合と比べて、ひとつも良いことなどないことは、予め分かっているわけだが。
それでも、飲酒の方を選ぶ人がいる。
これは、脳が酒の魔力を覚えているからであり、酒が手軽に手に入るからであり、また、生きて行く上で、辛いことが多すぎるからであろう。
再度飲んでしまう人の気持ちも、とても良く分かるのだ。
なので、私は、力になれないもどかしさを感じつつも、その方が再び断酒へと戻って来るのを、じっくりと待つ積りだ。
そして、戻って来たなら、温かく迎え、励まし応援しようと思っている。
一度断酒の素晴らしさを知った人は、必ず戻って来ると信じている。
どうか、今日のこの文章を読んで下さったなら、以前のようなにこやかな表情で、戻ってきてほしい。
いつだって、私は、ウェルカムだ。
多くの断酒仲間が、あなたの復帰を待っている!
何度だって挑み、酒をねじ伏せて、一緒に楽しい断酒生活を送ろうではないか!
酒なんぞに、自分の人生を渡してはいけない。
酒なしの、シラフの人生こそ、本物の本当の自分の人生なのだから。
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