昨今世を賑わしている、KYBの免振装置の検査データの改ざん問題。
調べたところ、改ざんとは、権限を持たないユーザーがデータを書き換えてしまう行為だそうだ。
なるほどねぇ~。ならば、私の脳も、かつての飲んだくれ時代は、酒で改ざんされていたと言うことだ。
私の脳にアクセスする権限を持たない酒(アルコール)が、私の脳の大事なデータを書き換えていたのだ。
薬物による脳の改ざんならば、かつての私の脳は、タバコ(ニコチン)によっても改ざんされていた。
今でこそ、酒は毒だ、タバコは悪臭がたまらん!と・・・
こんな雄叫びを挙げてはいるのだが、かつての私は、アルコールとニコチンで脳が改ざんされ、ヘビードリンカー&ヘビースモーカーだった。
これら二つの悪習を断つには、改ざんされた脳の修復が必要だった。修復には、自分自身の気付きから始まった、断酒と禁煙が必要不可欠であった。
依存症とは、依存対象の薬物によって、本来の脳内データが改ざんされることと置き換えても良い。このことに、KYBの検査データ改ざんのニュースを見ていて気付いたのだった。
このような、酒とは全く関係のないニュースからでさえ、自分の酒の問題に気付く人はいるはずだ。
私は、酒を好んで飲んでいる人に断酒しなさいとか、好きで喫煙している人に禁煙しなさいとか、そんなことを言おうとは、露ほども思ってはいない。
何故ならば、断酒も禁煙も良いことには違いないのだが、飲酒と喫煙を好んで行っている人は、それらをやめることなど全く念頭にないからだ。先ずは、本人がなんらかのきっかけで、気付かないとダメと言うことである。
飲酒も喫煙も、本来は人間の身体には全く不要なものを取り入れる行為だ。これらを始めてから、徐々に、それぞれ飲酒はアルコールにより、喫煙はニコチンにより、脳の報酬系が書き換えられ、改ざんされたのだ。
こう考えると、やめられない飲酒や喫煙が、薬物による脳の乗っ取りだと言うことが良く分かるだろう。
断酒していて、辛くなってまた酒を飲みそうになったら、せっかく酒を断っていたことによって修復された自分の脳を、またアルコールで改ざんするのか!と、自問自答してみたら良い。
再飲酒でもってアルコールによる脳の改ざんを許すのか?
断酒を継続して、改ざんされた脳の修復を優先するのか?
酒に手が伸びたら、アルコールに侵食される己の脳の中身をリアルに想像しよう。
因みに、私の脳はかなり修復されたようだ。そして今でも修復中である。
この修復に終わりは無く、アルコールの快楽回路は生きている限り残る。
なので、ほんの毛ほども、酒に油断はしていない。酒よ!寄らば斬るぞ!
一滴でも酒が口に入れば、舌はたちまちにかつての飲酒を思い出し、脳が踊りだすに決まっているから・・・
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