昨日、オフ会で会ったことのあるAさんからメールが入っていた。
概略は次のような内容である。
『私は昨年転職し、今の職場はまだ数か月です。もうすぐ新年会があります。職場の人には、アルコールアレルギーなので一滴も飲めませんと言ってあるのですが、最初の乾杯くらいなら飲め!とか言われそうで心配です。以前にも、断酒が順調に続いていた時に、これで失敗したことがあります。どうしたらいいでしょうか。』
私は相談のメールを頂いても、あまり返したことがない。私はカウンセラーでもないし、医療関係者でもないし・・・その前にブログを書くのが精一杯で、時間が取れないこともある。
但し、今回のAさんの相談の内容は、多くの方に私の考えを知って頂くのに良い機会なので、Aさんへの個別回答ではなくて、ブログ記事として取り上げたいと思う。
私からの回答は、短くタイトルに込めてみた。
職場の人に、アルコールアレルギーなので飲めないと言っているのであれば、それを貫き通し、断固として飲まないこと。
私の妻は、アルコールアレルギーであり、生来酒を飲まない。
結婚前の交際時代に、飲んだくれの私が、彼女にビールをほんのひと口飲ませたことがあった。
量は、ショットグラスのような容器に三分の一くらい注いだだけで、更にそれをほんのひと口飲んだだけ。飲んだと言うより、舐めたと言う方が合っているかもしれないくらいの、極少量だ。
置いたグラスにはほぼ同量のビールが残っているように見えるくらいだったから。
ところが・・・
彼女の顔や首や手は見る見る内に真っ赤になり、呼吸が苦しいと言い出した。私は慌ててしまった。
自分が酒を大好きで、ビールなど大瓶2本くらいがいつもの食前酒の量だったので、ここまで酒に弱い人がいるのかと、驚いた。
その後彼女は落ち着きを取り戻し、食事も普通に摂ることが出来て事なきを得たが。
これが本当の、正真正銘のアルコールアレルギーの姿である。アルコールアレルギーを自覚している人は、乾杯と言えども、決して酒を口にすることは無い。自分の命が懸かっているから。
なので私はAさんに心から言いたい。
自分は酒を一滴でも飲むと死んでしまうのだと言うこと。
それを先ずきっちりと自分の中に入れてほしい。
Aさんの心の奥底には、まだ酒を飲みたい心が残っている。
新しい職場の人に嫌われたくない、人間関係を円滑にしたい。
酒の席で、酒を飲めない人は、場を白けさせると勝手に思い込んでいる。
不可抗力によって飲んでしまうかもしれない自分がいる。
これらを総合すると、今のままではきっと、最初の乾杯のひと口だけなら・・・と、前回と同じ流れで元の木阿弥になってしまうだろう。
なので、何度も書くけれど、
「酒を一滴でも飲むと自分は死んでしまうのだ!」
との不退転の覚悟を持って、飲み会に臨むこと。
それと、予め、職場で酒を飲めない人、酒を嫌いな人を探しておいて、その人の隣に陣取ること。
更に、酒癖の悪そうな人も、職場の人からそれとなく聞いておき、距離を置くことだ。
断酒erは、酒の席では常に断崖絶壁を歩いているのだ。一滴でも飲んだら、真っ逆さまに奈落の底に落ちて行く。
これが、私からAさんへのメッセージ。
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