こうして、過去の失態を綴っていると、断酒をするのが遅すぎたと、つくづく思います。断酒のきっかけとなる出来事は、何度も経験していたのに。
自分も子供も、こうして普通に暮らすことが出来ているのは、たまたま運が良かっただけだと、考えると、ゾッとします。
さて、前回の続きですが...
泥酔状態で保育園の行事のあった公園から帰宅したのが、夕方4時ごろだったと思います。私と妻とで、あらゆる関係者に電話をして、子供の行方・安否を聞きまくりました。
ところが、中々、見つからないのです。この時の焦慮に駆られた心は、今思い返しても、何と言いますか、針の筵(むしろ)と言いますか...
妻には、「あなたが一緒にいて、一体、どうなってるの?○○ちゃんに万が一のことがあったら、どうするの?」と責め立てられ。心の中は、グルグル回ります。記憶を懸命に辿りますが、ブラックアウト状態なので、何も覚えていません。
夫婦して、顔色は真っ青です。
そして、30~40分してから、ついに子供の居所と無事であることが判明しました。
なんと、泥酔パパがもう一人絡んでいたのです。
私と一緒に飲んでいた保護者仲間のパパが、自分の子と、内の子と、子供二人を連れ、電車に乗って、近くの大きなデパートに行き、遊んでくれていたのです。
夫婦で、すぐに迎えに行きました。
ただ、どういう経緯でこうなったのか、私も、そのパパも、全く覚えていないのでした。恐ろしい事に、誰かに誘拐されたとしても、泥酔状態では、気付きさえしない訳です。
今では子供も大きくなり、泥酔しているおやじを介抱してくれる位ですが、当時は、右も左も分からない、5~6才ですからねぇ。子供には、本当に申し訳ないと、今も反省しています。
*広告