酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

過去の泥酔事件簿その4(断酒79日目)

ここのところ、ずっと断酒の日々を綴ってきたので、ここらで、アルコールでの過去の失敗を、ひとつ書いて、更なる戒めとしよう。(一話完結で)

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あれは、バブルがはじけて数年の、まだ景気がそこそこ良くて、仕事が忙しく、自分が酒よりも仕事に熱中していた頃。30歳を一つか二つ越えてた。

 

結婚相手、とまではいかなくても、お付き合いする女性の一人くらい、どこかにいないかなー、と考えていた。当時、殆ど午前様状態で仕事をしており、酒も飲む暇がないほどだった。

 

それでも、色んな人が合コン(←今でも、こんな表現をするのかな?)の準備をしてくれて、仕事の合間を縫って、何度か参加した。

 

その日は、5対5の飲み会。セッティングしてくれたのは、保険のセールスレディの人。女性側は皆独身。男性側は、公称皆独身と言いつつも、二人ほど既婚者が混じっていた。まー、結構いい加減な合コンであった。

 

今でも記憶しているが、飲み始めたころ、5人の中で、気に入った女性が一人いて、ちょっと嬉しかった。まだ、アルコールが回る前の記憶だから、はっきりと覚えている。他の女性は眼中になかった。

 

日頃忙しくて、あまり飲む機会がなかった頃だから、ガブガブビールやら何やら飲み、話し、食べ、その内に記憶がどこかへ飛んだ。

 

薄っすらと残る記憶のカケラを辿ると、どうも、二次会か三次会まで行ったらしい。カラオケも歌ったらしい。その日、どうやって当時住んでいたアパートまで帰りついたのか、全く記憶にない。

 

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かなり飲んだが、翌日は二日酔いを我慢して、仕事に出かけた。とにかく、酒より、仕事が楽しいし、責任感もあったし。

 

 

そこへ、1本の電話。

 

 

私:「はい、のみすけですが・・・」

友人:「あ!のみすけクン!大丈夫だった?帰れたの、昨夜は?」

私:「ん。なんとか。。。で?なにか?」

友人:「念のためだけど、○子さんとの約束、覚えてるでしょ?」

私「やくそく?○子さん?・・・」

友人:「あー、やっぱり。かなり酔ってたもんなー」

私:「え?なに?○子さん?誰、それ?」

友人:「ええーー!覚えてないんだ!やっぱり!」

私:「何の話?」

友人:「のみすけクン!それ、やばいよ。まずいよ。約束は約束だもん」

私:「??」

 

要約すると、二次会に行った店で、私が、○子さんに話しかけ、抱き付き、デートの約束をしていたのだそうな。

 

えぇーーー!全然記憶にないし、しかも、その○子さんていう女性が5人の内の誰か、はっきりとは覚えていないのだ。大柄な女性だったことだけは、ぼんやりと記憶にある。

 

よくよく聞いてみると、○子さんは、なんと、しらふの私には合わない感じの女性だった。泥酔した時に出てくる、第二人格の自分が勝手に約束したのだ。飲み始める前に、いいなあ、と目をつけていた女性ではない。

 

いつものことだが、アルコールで脳が麻痺した時に出てくる第二人格は、一体、自分なのか他人なのか?ある種の多重人格状態なのだろうか?しらふの自分ではとても言わないようなことを言い、とんでもない行動をする。しかし、しらふの自分が寝ていても、第二人格が自宅までこの肉体をナビゲートしてくれることもある。

 

これは、酒を飲んで酔っ払わないと、分からない心理状態ではあるが。

 

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さて、話は戻って。

 

あー。やっちまった。冷静になって、持ち物を探ると、その女性の連絡先の書かれたメモが出てきた。日付と時間も書いてある。連絡先の筆跡は、女性。日時のそれは、明らかに、自分の字だ。

 

気は進まぬながらも、その日の午後、その女性の会社に電話を掛けた。当時、携帯電話などという便利なものは、まだ一般には普及しておらず、日中なら、会社、夜なら自宅の固定電話へ掛けるという手段しかない。

 

電話に出た女性は、開口一番、

 

女性:「あー、のみすけさん。本当に連絡下さるとは、思っていませんでした」

私:「え!どうして?」

女性:「だって、あの時、のみすけさん、かなり酔ってましたからねー。たぶん、覚えてないんだろーなーって」

私:「あー、いえ、そんなことはないですよ」

 

泥酔して出てきた第二人格であろうと、誰であろうと、自分。約束したのだから、その女性と、週末の映画に行くことにして、電話を切った...

 

映画も観て、食事もしたのだが、話が全然盛り上がらず、正直な話、つまらなかった。心の中では、おいおい、この間の酔っ払ったときの第二人格君が出てきて、相手をしろよ、責任取れよ!なんて、思いつつ過ごした。

 

ただ、この第二人格を呼び出すには、相当量のアルコールを摂取しなければならない。それは、とても危険な行為だ。

 

その後、その女性と会うことはなかった。冒頭で失敗とは書いたけれど、これは、失敗というより、良い経験になった。

 

約束は果たしたのだけれども、何か心の底に澱(おり)のようなものが残る体験だった。

 

しらふの自分と、泥酔した時の自分。同じ人間なのに、アルコールで大脳に麻酔がかかると、全く別の人間に変身してしまう。恐ろしいことだ。

 

 

 

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