以前書いた記事『レバ刺し＆モツ焼き（断酒４６日目）』で、いつも立ち寄っては飲んでいた店での好物（レバ刺しとモツ焼き）が、断酒してからあまり食べたいと思わなくなったと書いた。
最近、更に、味覚の変化が進んでいる。不思議なことだ。
例えば、よく話題になる「ラーメン二郎」。正統派から、亜流まで、色んな店があり、これが大好きで、多いときには週に三度、最低でも週に一度は食べに行っていた。「野菜、にんにく、アブラましでーっ」なんて、いいトシしたおやじが、若者に混じって食べていた。
それが、段々と足が遠のき、最後に訪れてから、もう二ケ月が過ぎようとしている。
最近は、あまり脂（あぶら）ギトギト＆濃い味系は食べたいと思わなくなり、あっさりしたものを好むようになった。塩味も、今は薄いほうが、良い。
食事の量も、かなり変化した。飲酒していた頃は、満腹感を求めていた。元々、どんなに食べても太らない体質だったので、量など気にせず好きなだけ食べていた。酒のつまみ系も大好きで、出されたものは全部食べる主義。刺身のつままで食べる。外で飲んだときは、締めにラーメンなど、よく食べていた。
でも、最近は、食事のカロリーや量は、飲酒していたときの、半分くらいかも。腹八分目も行かず、七分目くらいで、箸を置く。これのほうが、体調がいいし、いつも少し空腹のほうが、何を食べてもうまい。
この、食べ物の好みと量の変化は、酒をやめたのが原因かは分からない。ひょっとしたら、単に加齢のせいかもしれない（笑）
うまいと言えばもう一つ二つある。断酒してから、食べ物だけでなく、水と空気がうまい。水は、かつて、酒を飲みすぎて夜中に喉が渇いて、よく無意識にゴクゴク飲んでいたが、味を感じたことはなかった。でも、今は、水がうまい。空気に至っては、呼吸するのが普通という感覚に過ぎなかった。でも、鼻から、時に口から吸う空気がうまい。不思議な感覚だが。
今までは、当たり前のように、酒とつまみは、セットで身体に取り入れていたのだが、これは、私にとっては、余計なモノだったのだろう。それが証拠に、今、酒もつまみも全然摂取していないが、別段身体に異変はないし、寧ろ、健康になった。
健康と言えば、昨日の記事で、もれなくついてくる「健康」に、肝臓のことは書いたが、同じように恐ろしい。「脳萎縮」のことを書き忘れた。興味のある方は、googleで調べてみてほしい。ほんの少量でも、確実にアルコールは脳萎縮を生じさせるとの研究成果があるそうだ。私の脳は、かなり（半分になったか！？）萎縮しているような気がしている。やめても、戻らないそうだ。
人間関係の潤滑油だとか、ストレス解消だとか、頑張ったご褒美だとか、なんだかんだと理由をつけて飲んできた酒だが、無くても、困らないな！
アーネスト・ヘミングウェイのかの有名な小説『武器よさらば』を文字って、これか
らも
で行こう！ずーーーっと。
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