梅雨明けでヤバイという予感で昨日入れた気合は、やっぱり、正解だった。今日、そのヤバイのが、早速やってきた。
可愛く小さくなっていたはずの飲酒欲求が、大波となってやってきた。毎年の夏の飲酒体験が、暑い日に飲んだビールを酎ハイを、強烈に思い出させる。かなりリアルな欲求だ。左手には冷えすぎて水滴が付いている缶。右手でプルタブを開けて、ゴクゴク飲む。そんなイメージが湧いてくる。
息子とかみさんは出かけていて、家には娘と私だけ。私一人だけだったら、危なかったかもしれない。近所のコンビニへ走れば、ものの数分でアルコールを手に出来る。監視役というわけではないけれど、娘がいてくれて良かった。
何百日も、何年も、中には十年以上も断酒していても、スリップしてしまうことがあるようだが、今日、その意味が分かったような気がする。どうしようもなく飲みたいという気分が、酒を買いに走らせる。いきなり込み上げて来るこの衝動は一体なんだろう。
喉が渇いたら水を飲めばいいのだろうが、それとは違う欲求が、腹の底から這い上がってくる。暑い盛りの午後二時過ぎ、危なかった。玄関へ足が向かったが、一番風通しの良い部屋へと方向を変え、昼寝することにした。一時間ばかり眠ったら、激しい飲酒欲求が消えていた。
起きて、娘と桃の炭酸ジュースを飲んだ。
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