タイトルで、一句詠んでみた。
昨夜、台所から子供達に、
なんて大声で冗談を飛ばしつつ、最近ちょっとハマってる「やさしいお酢」を氷水で割ったのをゴクゴク飲んだ。ちょっとしたパフォーマンスのつもり。
だったのだが、使ったグラスがいけなかった。かつて、それにビールを注いで飲んでいた。ちょっと大きめのガラスのコップ。遠目だと、色も本物に見えたかも。
それまで談笑していた子供達が急に静かになり、鋭い四つの目が私に向けられた。刺さるような視線だ。かみさんはまだ帰宅していない。
一瞬、気まずい雰囲気。
おーい!冗談だってば!
かみさんより、おやじの断酒継続の監視役としては、子供達のほうが怖い。日頃、偉そうな事を言って、説教したり、叱ったりしているので、一度誓った断酒は、継続の他の道はない。
「人間は、信頼が大事なんだ」
「約束は守らなければいけないよ」
「できない約束はしてはいけないよ」
なーんてことを、小さい頃から子供達に言ってきたので、今更、やっぱり断酒やめて、ビール飲むよ、なんてことにしたら、もう、家族の中での自分の居場所が無くなる。
断酒って、自分に対すると同時に、家族に対しても、とても大事な約束なんだ。これを破る、即ち、再飲酒するということは、自分にも家族にも、もう顔が向けられない。束の間のほろ酔いを再度味わうことと、これまで積み上げてきたものを失うことと、どちらを選ぶか?
ただ、ここが人間の弱いところで、それでも、束の間のほろ酔いを選んでしまいそうなもう一人の自分が存在しているのも確かなのだ。昨日も書いたけれど、コンビニで陳列されているビールやらサワーやら酎ハイやらに目が留まる。未練タラタラの自分。
結局、脳のどこかの部分が、アルコールの作用を覚えていて、もう一度飲ませようとしている。でも、私の場合、飲みたくなったら、全く別の行動をすることにしている。すると、飲みたかった気分がどこかへ飛んでしまう。
食事中なら、練りわさびや、超辛いキムチなど食べると、かなり効果がある。ヒィーヒィー言って、水をゴクゴク飲んでいる間に、忘れてる。食事の前ならば、ベランダに出て空を見上げたり、それでもダメなら、ちょっと散歩に出る。
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最近、私のブログを読んで下さり、かつ断酒の仲間入りをして下さった、とのコメントが何人もの方からあり、本当に嬉しい。
断酒の仲間が増えれば増えるほど、私の断酒継続のモチベーションがUPする。ブログ開設の頃からの方も含めると、くじけそうなときに、思い出すハンドル名の方が、何人も何人も頭に浮かぶ。
そんなに御自分は飲まないのに応援して下さったり、断酒して何年も経つ大先輩が応援して下さったり、私と同じように飲酒していたけれど、断酒を共にして下さる方も励ましのコメントを下さる。
性別も、年齢も、お住まいの場所も、お仕事も、生活環境も、家族構成も、様々だけれど、『断酒』ひとつでつながっている。とても、うれしくて、涙が出る。
今年の夏は、乗り切れる!
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終わりに、また一句で締めくくろうかな。
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