断酒はスポーツでも競技でもないが、のんべーたちの参加する競技と考えると、とてもおもしろい。
特徴として、先ず、競う相手がいない。酒を飲む方ならば、どちらが酒に強いか、なんて量を競うことがあるかも。または、一気飲みなどという、自殺行為で速さを競う人もいるかも。
断酒は、飲みたい気持ちを我慢する自分と、どうしても酒を飲みたい自分との、静かなる決闘だ。どちらが勝つかによって、その後の生き方が丸で違ってくる。
参加資格:酒をやめられない人。
ルール:酒を飲んだら負け。
これだけ。実にシンプル。
こんなにシンプルな競技は他にないだろうな。でも、酒飲みにとっては、これが、なかなか一筋縄では行かないのだ。腹の底から湧きあがる飲酒欲求を抑える、我慢する、ということは、とても大変なことだから。
飲みたい酒を我慢する、この切なさは、一体なんだろう。飲まなくたって、命に別条はないのになー。こうしてよくよく考えると、つくづく、こんなにも酒浸りの生活が自分にとっては当たり前だったことが、今更ながら腹立たしい。
もう、この際、『断酒道』を勝手に創設してまおうかな。下らないなー、相変わらず(笑)でも、どうせやるなら、楽しく断酒したほうが、いいしね。
空手道、剣道、将棋、など、入門から、師範クラスまで、それぞれ、級や段がある。
日本断酒道。
・入門資格・・・成人で、酒を飲んでいるか、かつて飲んでいた人
・修行方法・・・入門した日から、酒を断つ。毎日断酒を続けること。
・級の部:入門から2ヶ月・・見習い
3ヶ月10級~12ヶ月1級
・段の部:満1年初段、満2年2段~10年で師範
これだと、随分長く酒を飲んでないような感じがするけれど、私など、まだ、10級だなー。
この『断酒道』の、他の武道やスポーツと違うところは、例え師範クラスでも、飲んでしまったら、また見習いからやり直しということだね。
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今日の飲酒欲求。やっぱり、ある。特に、夕方からかなり強くなった。。。
夕食後、かみさんと、公園で行われている夏祭りを見に行こうと予定していたのだが、急に風が出てきて、見る見るうちに暗雲垂れ込めて、雷雨となり、中止。
行きたかったのだが、これぞ、文字通り『天の配剤』か!?
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