タイトルの『粋な別れ』で、石原裕次郎の歌がピンと閃いた人は、私より人生の先輩であろう。この歌、1967年に世に出たそうだが、まだ小学校入学前の私には記憶がない。私も大人になってから聴いた。
若い人は、聴いた事のない歌だろうけれど、ちょっと物悲しくて、いい歌だ。youtubeで検索して、聴いてみてほしい。私には、メロディも歌詞も、酒との別れは、こんなイメージだった。
断酒後に燃え盛り、徐々にその勢いを弱めつつ、それでもチロチロと燃えくすぶっていた飲酒欲求が、断酒満5カ月と1週間にして、消えたようだ。(完全消火かどうかは、定かではない。まだ、火ダネが残っているかもしれないが)
31年間連れ添ってきたが、5か月と1週間別居してみたら、割りとあっさり別れることが出来たようだ。
先日も、ちょっと書いたのだが、ブログ村のサブカテゴリー「禁酒・断酒」「アルコール依存症」「50代おやじ」の三つに登録していて、「禁酒・断酒」からのアクセスが一番多い。「酒ブログ」は、基本的に、酒を好む人のサブカテゴリーばかりなので、酒を飲まない・止めちゃう「禁酒・断酒」は、異端児的存在だ。
それでも、このブログを読んで下さる方が多いのは、毎日酒を飲みつつも、本音は、止めたい、という思いの方々が、実は、沢山いるのだろうか。
冒頭で紹介した、『粋な別れ』だが、歌詞の一番では、最後に、
「泣かないで 泣かないで 粋な別れをしようぜ」
歌詞の二番では、
「追わないで 追わないで 粋な別れをしようぜ」
と、粋な別れの場面を歌っている。
私は、泣かないで、追わないで、酒との粋な別れが、やっとできたようだ。
但し、最近コメントを入れて下さった何人かの方が、そんな私に釘を刺すように、半年から10年以上も断酒を継続していても、スリップして、もとより飲酒量が増えたと、教えて下さった。
いくら自分で、粋な別れをしたと思っていても、何らかのきっかけで、酒と縒りを戻すことがないとは、言えない、ということだ。飲みたくなくても、常に、酒に対しては、警戒を怠っては、ならない。
酒との粋な別れが出来ると、happyな生活が待っていることだけは、確かである。私のは、まだ仮の別れかもしれないが、大げさすぎるくらい、生活がhappyになった。
断酒に終わりはないから、ずっと途中なんだろう。言ってみれば、常時「断酒体験中」みたいなものかな。でも、それを自分の意志で続けるっていうところが、格好いい。
おやじになっても、ひとつくらい、粋でいなせなところを、子供に見せてやるぜ。
・酒飲むおやじより、飲まないおやじのほうが、格好いい。
・二日酔いで寝てるおやじより、早起きしてスロージョギングしてるおやじのほうが、格好いい。
・飲み続けてお腹がぽっこりしたおやじより、断酒と運動でお腹がすっきりしたおやじのほうが、格好いい。
酒やめた、と言ったら、本当にやめたんだい!
だから、飲むのは、これだよ。麦茶。サイダー。コカ・コーラ。
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午後、かみさんと、3年振りに、ある親戚の家を訪問。そこの人は、私を見るなり、
「ビールで、いいんでしょ?」
暑い中、歩いたので、汗だくだったし。
そこで、断酒した旨を説明して、麦茶を頂いた。おー爽やか!
あと、西瓜も。これが、冷えていて、甘くてうまかった!
断酒の話をしたら、案の定、目玉が飛び出さんばかりに、驚かれてしまった。あの、 酒好きの私が、酒をやめたということが、容易には、信じられなかったようだ。
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