某著名人の泥酔による事件が、世の中を騒がせている。この人ばかりではなく、これまで、多くの有名人が、酒で失敗している。
まー、有名であろうと無名であろうと、聖人だろうと偉人だろうと、アルコールを大量に摂取すれば、誰しも泥酔し、己をコントロールする力を失うのは、皆同じ。アルコールで脳が麻痺しているときに、殺人を犯しても、記憶にない。それが、酔うということの、本質的な怖さなのだ。
かく言う私も、何も考えずに酒を３０年以上も飲んでいた。市井の無名人である私でも、もし、酒絡みで事件を起こせば、大人である以上、新聞に載るかも知れないし、相応の刑事罰・民事罰が待っていただろう。
奇跡的に、自分がスリの被害に何度か合ったのと、財布など貴重品を何度か紛失したのと、あとは家族や友人に迷惑を沢山かけただけで、済んだ。
断酒してから、世間の飲酒の実態や、酒絡みの事件に触れるたび、はて、こんな危険な飲み物をば、なぜ多くの人が嬉々として飲むのだろう、と、素朴に疑問を感じた。そこで、自分の過去を振り返りつつ考えてみた。
酒に対する認識の甘さが、先ず大前提としてある。それと、自分への過信。他の人と自分は違うんだ。自分は、酔っても大丈夫。みたいな、何の根拠もない自信が、己を増上させ、飲めば飲むほど、増上慢になる。
気づいた時には、飲み過ぎている。ただ泥酔しただけで、自分の家に帰ってきたのなら、まだ良いが。しらふで歩いていてさえ危険な外の世界に、自己を失った酔っぱらいがフラフラしていたら、犯罪の被害者・加害者、両方になる可能性が高い。
恐ろしいことだ。（←この表現、いつも使っているが、酒に酔うということは、それだけで、本当に危ないし、怖ろしいことだ）
ただ、その大前提の、もっと前に、解けない疑問がある。
そもそも、『酒』を飲むとは、一体、どういう行為なのか？周りが飲むから、なんとなく自分も飲んでいるのではないか？『酒』というものの実体を分かった上で飲んでいるのか？もう一つの選択肢として、『酒』を飲まない行為を何故選ばないのか？
分かっているのは、『酒』とか『酒場』には、作られた、綺羅びやかで格好いいイメージがあるということ。酒の実体とはかけ離れた、雰囲気のようなもの。ふわっとした。酒のあるところに行くと、いいことが待っているというような、漠然としたもの。
夜、殺虫灯に集まる虫みたいだ。特に夜、酒に集まり、捕獲される。
キノコには、食べられるものと、毒キノコとがある。もちろん、食用のキノコを食べる。酒はどうだろう？適量なら寧ろ健康にいいなんて言われているが。今の私の考えでは、酒（アルコール飲料）＝すべて毒。飲用にしてはいけない。脳に麻酔がかかり、自己のコントロールができなくなる飲み物だから。
結論。酒は、飲む必要がない。酒は、飲まない方が良い。酒は、生命の維持には不要である。酒は、飲まなくても死なない。寧ろ酒を飲まないほうが、楽しい。酒を飲んだ時だけ楽しいのはおかしい。しらふで楽しいから、まやかしの酒など不要なのだ！
（飲まなきゃ→《天国》《地獄》←飲んだら↓↓↓ネットで、見つけた素晴らしい画像。これは、正に、私への道しるべなり！もちろん、あの世ではなく、この世の生活が、飲まなきゃ《天国》飲んだら《地獄》ということ！）
強がりでも何でもない。自分自身が酒をやめて掴み取った、楽しい生活が、証拠！
と、まあ、いろいろ書いてきたが、最後に…
完璧に適正飲酒が出来て、酒を愛している方は、私のブログなど読んでおられないと思うが、念の為に書いておくと、私の主張は、酒を飲みだしたらアンコントローラブルで止めどなく泥酔するまで飲み続けてしまう、私のような人間の、酒に対するスタンスなので、もし駄文が目に入っても、読み捨てて頂きたい。
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あ！最後の最後に思い出した。今日で、断酒が丸７ヶ月満了。明日から８ヶ月目に突入だ！こんなに長期に渡って、酒から開放されるとは！もちろん、これからも、酒からは１００万光年の距離を置く！
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