酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

家族の悲鳴(断酒224日目)

 昨日(23日)はるさんから頂いたコメントは、ズシーンと、私の心に響き、グサリッと突き刺さった。嘆きの声は終わりを知らず、悲鳴に変わる。

 

 9月の初め頃にも、別の場所で、ある若い女性から、やはりその方の父親のことで、

「毎晩酒を飲む・ときどき凶暴になる・物を壊す・同じこと(食事や風呂)を何度もする・トイレではないところで用を足す・まるで認知症」

だが、これは、酒をよく飲む人が皆なるものなのか?と聞かれた。

 

 この方の父親も、人の言うことは一切聞かず、病院へなど、行こうともせず、酒を飲み続けているそうだ。はるさんの父親も、全く同じとお見受けする。

 

 その他に、アルコール依存症のブログでも、本人ではなく家族が書いているブログで、同じようなケースをいくつも読んだ。また、人生相談のサイトでも、ほぼ同じようなケースが、山のようにある。

 

 事程左様に、アルコール依存症の本人と、その家族に関する問題は、根が深い。

 

 厚生労働省のサイトに、多量飲酒とアルコール依存症の疑いのある人と、治療の必要なアルコール依存症の患者の数の推計値が載っている。

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 厚生労働省 みんなのメンタルヘルス

 さて、わが国には大量飲酒者やアルコール依存症の患者さんはどのくらいいるのでしょうか。

 2003年に実施された全国成人に対する実態調査によると、飲酒日に60g(純アルコール量として)以上飲酒していた多量飲酒の人は860万人、アルコール依存症の疑いのある人は440万、治療の必要なアルコール依存症の患者さんは80万人いると推計されています。

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 日本のアルコール依存症患者の実態について、ちょっと調べたら、驚くべきことが分かった。なんと、推定80万人の治療が必要なアルコール依存症の患者がいる筈なのに、入院治療を受けているのは、たったの4万人(資料によっては、2万人とも)なのだそうだ。これ、全患者のたったの5%に過ぎない。

 

 つまり、重度のアルコール依存の人で、きちんと治療を受けている人は、少ないということだ。しかも、上記資料によると、アルコール依存症の疑いがある人が、440万人もいる!

 

 アルコール依存の人は、毎年増加しているそうだから、2003年から10年経過している現在は、多量飲酒、アルコール依存症の疑いがある人、治療の必要なアルコール依存症の患者、それぞれ、もっと多くなっているのではないか。

 

 現実問題として、アルコール依存症の人は、自らがその病気であることを認めない。だから、家族や親戚などが説得しても、頑として医療機関へは行かない。ことわざの、【馬を水辺に連れていけても、水を飲ませることはできない】ということだ。

 

 本人がいわゆる底付き体験をして、もう、酒(アルコール)を断たなければならない、と自覚しなければ、前進はない。要件を満たして、強制入院させることが出来ても、退院すれば、再飲酒するだろう。本人が酒を止めようと思っていないからだ。

 

 どこまでが多量飲酒で、どこからがアルコール依存症の疑いがあり、どこからが治療の必要ありなのか、明確な線引は難しいだろうが、酒で日常生活に支障をきたし、家族や周りの人に迷惑を掛けているようであれば、それは既に、治療の必要ありだろう。

 

 一人のアルコール依存症者の周囲には、最低でも一人、多ければ三人、四人の人がおり、日々振り回され、悲鳴を上げていることだろう。つまり、疑いありも含めてアルコール依存で問題行動を起こしている人が、例えば100万人いるとしたら、その周囲には、その何倍もの人が、夜も眠れず、昼も心配で仕事も家事も手に付かないような暮らしをしているわけである。

 

 で、家族としたらどうすれば、いいのか。どうするのが、ベストなのか。

 

 これが、一筋縄では行かないのだ。調べてみたが、窓口が一本化されていない。答えを求めて、あっちこっちと、動きまわらなければならないようだ。これも、大変なことだ。行政の窓口、医療機関、断酒会、AA、アルコール依存症者の家族のための集まり、等など。

 

 もし、私が、そういう問題を抱えたアルコール依存症者とその家族を救う、とっておきの秘策を知っていたら、無償で望む人には誰にでも伝授したいところだが、残念ながら、無力だ。

 

 厚生労働省のサイトを見ても、アルコール依存症についての説明と、判定、家族はどうすればいいか、などについて、通り一遍の、数行で終わるような説明しかない。はっきり言って、切実な問題に直面している人の役には立たない。

 

 私は、国と酒造メーカーと販売店がカネを出して、アルコール依存症者とその家族の駆け込み寺のような施設を、日本全国に作るべきだと思う。困っている家族は、そこへ行き、相談に乗ってもらい、場合によっては、首に縄つけてでも、アルコール依存症の本人を連れて行く。

 

 大体、合法的に売られている『酒』が原因で、アルコール依存症という病気になるのだから、救いの道は、その原因を売ることを許可している国と、それを売って儲けている会社が負うべきではないのか。

 

 と、ここまで書いてきて、やっぱり、アルコール依存症は、根の深い社会的病理なんだなー、と思う。これ、解決の道はあるのだろうか。酒を飲みさえしなければ、依存症なんぞにはならないし、なってしまったら、酒を断てばいいだけのことだが、『飲まない』『断つ』という、単純なことが、出来ないのが人間なのだ。

 

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 はるさんへ

 

 私に、こうすればいいですよ、ここへ行けば大丈夫です、というようなアドバイスが出来れば良かったのですが、残念ながら、力及ばずです。

 これまで私がいろいろと読んだり調べたりした事を踏まえますと、重度のアルコール依存症に陥ると、もう本人には更生したい回復したいという気持ちが無く、ひたすら酒だけを求める精神になってしまうようです。

 ただ、ひとつだけ、私もアルコールに依存していましたので、もし私がはるさんのお父様だったとして、どうしたら気付くかと考えました。

 もし私なら、たぶん、今屋根の下で生活ができ、ごはんも食べることができ、酒も飲める、という、当たり前の暮らしができなくなるとしたら、酒も飲めなくなるということで、これではいかんと、気付くだろうと。。。

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