のっけから過激な言い方だが、飲酒をコントロールできない人は、薬物中毒だ。もちろん、その薬物とは、アルコール。
断酒前の私は、飲み始めたら、飲酒量アンコントローラブルに陥り、飲み終わりは、泥酔による飲酒行為の停止。こんなことを毎日のように繰り返していた。
警視庁のホームページの「薬物の恐ろしさ」というところにある説明を、そのまま借りてきた。これ、《薬物》を《アルコール》に置き換えて読んでも、全て、違和感なく当てはまる。それは当然だろう、アルコールも薬物の一種であるから。
---------------警視庁のホームページ《薬物の恐ろしさ》より----------
■薬物は魔物
「私は、いつでもやめられる」、「一度だけなら大丈夫」ということが、 間違いなのです。(以下省略)
■精神・身体・周りへの影響
薬物の乱用により脳の正常な発達は止まり、突然、笑い出したり、泣きわめいたり、怒ったり不安定な精神状態になります。(以下省略)
■依存症への恐怖
依存症とは、薬物の効果が切れることにより、さらに薬物が欲しいと強く思うようになることです。薬物は一度手を出すと、そのもたらす快感を求め続け、または不安などからの解放を求めて、使用を繰り返します。そして自分の意志だけでやめることが難しくなってしまいます。(以下省略)
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もちろん、上記の文章は、【コカイン、大麻、LSD、ヘロイン、シンナー等、MDMA、覚せい剤、あへん、マジックマッシュルーム、3CPP、TMA-2、ケタミン、メチロン、2C-I、N-ヒドロキシ MDMA、N-OH MDMA、FLEA】などの、薬物が対象であると、『薬物って何?』というページで、それらの写真入りできちんと説明されている。コカイン~あへんくらいまでは聞いたことがあるが、後半の薬物は、初耳のものばかりだ。
合法かどうか、だけの違いで、一方はすぐに法律違反で逮捕され、もう一方は、朝から飲んでヘベレケで、その辺に寝ていたって、保護はされても、逮捕はされない。人体への作用はそんなに違わないのにねー。
例えば、街角の会話で、二人の人、AとBが似たようなことを言っているとする。
A:「オレ、コカインやめられなくてさあ。毎日やってトリップしてるよ」
B:「オレ、酒やめられなくてさあ、毎日飲んでは泥酔してるよ」
Aは、逮捕、拘留、裁判、懲役。Bは、何のお咎めもないどころか、そのままの生活を続け、中毒症状がひどくなれば、温かいケアが待っているかもしれない。
よく、芸能人が、何度も薬物使用で逮捕される。同じ人が、期間を置いて、何度も逮捕されることがある。これは、上記警視庁ホームページの『薬物は一度手を出すと、そのもたらす快感を求め続け、または不安などからの解放を求めて、使用を繰り返します。』という説明そのままの行動だろう。
アルコールも同じなのだ。私だって、飲酒欲求の波があり、弱まったとはいえ、あの酒に酔った時の快感とか幸福感を脳が覚えていて、飲みたくなる時があるのだ。これは、薬物中毒以外の何ものでもないだろう。
警視庁では、『薬物乱用防止教室』というのをやっていて、担当の人が、学校へ赴き、児童や生徒に、薬物乱用防止や非行防止などを指導してくれるそうだ。
アルコールだって薬物なのだから、乱用したらいかんと、飲酒の仕方も指導してくれればいいのになー。飲酒についての授業とか指導など、聞いたことがないな。子供に何も教えないで、かつ、アルコール飲料のCMでの洗脳を野放しにしておいて、大人になったら飲酒は自己責任で、なんて、考えらない教育の怠慢だ。
私は、一度薬物(アルコール)中毒に陥り、生還したのだから、しつこく、次のことを肝に銘じ、生活していこう。
いくら合法的に売られており、どんなに飲んでも何のお咎めもないからと言って、無謀な飲み方をしていると、あの世へ行く前に、この世で地獄を見ることになる!それが、カラフルに化粧されたパッケージで、澄ました顔をして陳列されているアルコール飲料の正体であり、実体なのだ。
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