昔はあまり見かけなかったような気がするが、識者ヅラした人が、遠回しにやめたほうがいいよ、という、
「○○☓☓はいかがなものか」という表現。(←私はこの言葉、大嫌い!)
眉をひそめて陰に隠れて、婉曲に言わないで、はっきり、いけないとか、ダメって口に出せばいいのに。
「いい大人が、酒のんで泥酔するのは、いかがなものか」
「適量を守れず底なしに飲んで、酔態をさらすのは、いかがなものか」
「飲酒後に自動車を運転する行為は、いかがなものか」
3つまとめて、「はー、よくないですねー」
「野放しに酒のCMを垂れ流しているのは、いかがなものか」
「いつでもどこでも大人なら誰でも酒を購入できるのは、いかがなものか」
「アルコール摂取の危険性をきちんと教育していないのは、いかがなものか」
これも、「はー、やっぱり、よくないですねー」
今の日本の世の中、全部こんな感じ。綺麗ごとばかり言って、「いかがなものか」「よくないですねー」で済まして、終わりにしてしまう。
もっと踏み込んだ議論をして、汚い部分や、蓋をしてある所を全部オープンにして、これだけゴミが詰まって汚れているけど、どこから手を付けて、どうやって整理して行こうか、という流れにはならない。
既得権益は絶対に守りたいし、先ずは自己の利益が優先だから、大きな川の流れの脇で溺れかかっている魚には見向きもしない。これが、今の飲酒行政だ。造って造って造りまくる。宣伝して売りまくる。我々は、あんぐり口を開いて、酒造メーカーの蛇口から出てくるアルコール飲料を、飲んで飲んで飲みまくる。そこで生じた酒税・消費税は、国の懐にがっぽり入り続ける。
このことに気付く人は、少ない。というか、殆どいない。
もう、団塊の世代の現役引退が始まっており、会社人間だった人々が多いであろうから、今のままだと、高齢になってからのアルコール依存症者が、急カーブの右肩上がりに増えていくのではないだろうか。
飲酒の危険性というものの教育を、どこかの教育機関でしているという話は聞いたことがない。アルコール依存症になってからの回復の道筋は、かなり示されているが、その前の予防という点で、何か行われているだろうか?
例えば、酒屋とか、スーパー、コンビニなどの酒類の販売コーナーで、酒の継続的な大量摂取は、一度罹ると治癒しない、恐ろしいアルコール中毒になる危険があります、とポスターが貼ってあるだろうか?
なんの啓蒙もしないで、アルコール中毒(依存症)になってしまったら、病院に行きなさい、AAに行きなさい、断酒会に入りなさい、と、対症療法だけの世界に放り込む。そうならないための予防が必要なのに。
たぶん、予防することにより、酒類の売り上げが減り、酒造メーカーの法人税が減り、酒類売上時の酒税・消費税が減り、いろんな人の懐が寒くなるから、ほっかむりしてるんだろうなあ。
(断酒してから、毎日こういうことを書いて、酒の問題点を整理していると、酒を飲みたいっていう生理的衝動もあるけれど、これまで書き綴ってきた、あれやこれやのアルコール摂取に関するマイナス要素が、まるでクリスマスの電飾のように、ピカピカチカチカ光って、飲酒欲求そのものがアホ臭くなる。。。ネタも中々閃かず、ブログを毎日更新するって、大変だけれど、断酒にはブログ更新が最高の良薬だ!)
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