移動中に気になるポスターがあったので、パシャッ!
あー、これ、今日のブログに書こう!と閃いた。
このポスターに描かれている人のように、私もかつて飲み過ぎた状態で千鳥足の日々が頻繁にあった。
但し、こんなにホームの縁を歩いたことは、(たぶん)無い。
下の方に、鉄道23社局合同キャンペーンとあり、協賛が関東鉄道協会、後援が国土交通省となっている。
先ず、言いたいのは、あらゆる危険を察知する人間の五感は、シラフでなければ、きちんと働かない。極端な話、私の経験からして、泥酔状態の時に怪我をしてもあまり痛くないし、匂いなんて感じない、目も開いているけれど、見たものをその通りに認識していない。
酒を飲み過ぎた状態ということは、当然、かなりの量のアルコールが長時間身体中(もちろん脳にも)を巡回している、つまり、酩酊状態であろう。
そういう人が『気をつける』だろうか?
「お酒を飲み過ぎた日は、気をつけて。」ではなく、
「お酒を飲み過ぎた人は、電車を利用しないで下さい。」もしくは
「電車を利用する方は、お酒を飲みすぎないで下さい。」
が、いいのか。でも、後者二つとも、ダメなのは、お酒を飲み過ぎた人は大手を振って当然のごとく電車を利用するってこと。
結局、一番安全なのは、本当は、
「お酒を飲んでいない人だけ電車を利用して下さい。」
になるのかな。絶対にありえないし、実現不可能なフレーズだけれども。
利用者として考えると、シラフの時なら、このポスターに書かれているような危険性は、とてもよく分かるので、十分注意をする。が、しこたま酒を飲んで出来上がっている状態の時は、自分が歩いている場所がどこかさえ、認識してはいないのだ。恐ろしいことだが、事実だ。
それと、このポスター、協賛・関東鉄道協会、後援・国土交通省だけっていうのが、片手落ちな感じがする。『飲み過ぎる』酒を造っている酒造メーカー、売っている販売店、飲ませている店、酔っぱらいから酒税・消費税を徴収しているお役所は、協賛も後援もしてない。
実際のところ、鉄道会社にとってみれば、酔っぱらいは好い迷惑な存在でしかない。けれども、日頃鉄道を利用しているお客が、夜、酔っぱらいに化けているわけだから、乗らないで下さいとも言えないわけで。鉄道会社はつらいよ、ってところだろうなー。
かくいう私も、酔っ払っては、それこそ毎日のように鉄道を利用していたので、あまり大きいことは言えないが。。。
今日のようなことに気付いたのも、自分が断酒しているからであって、飲んだくれの頃このポスターを見たって、「オレは大丈夫!」としか思わなかったはず。自分の酒の飲み方の異常性に気付くまでの私は、飲んでは問題ばかり起こしているくせに、自分は大丈夫!と、何の根拠もない自信だけは持っていた。
これから、外で飲んでから帰る機会がますます増えるだろうから、あまり飲み過ぎないように、気をつけて下さい、と、言ってみたところで、酒を愛飲している人は、断酒ブログなど読むわけもないので、あまり意味がないな。。。
本当は、酒による事故など、起きないに越したことはないのだが、これからも、あー、まただ!というような飲酒事故が、年末年始にかけて起きるだろう。無くなることは決してない。人がいて酒がある限り。。。
以上のことから、結論は、
『何ごとにおいても、人が行動する上で、断酒が一番安全である!』
※追記
ポスターの右下の『線路への転落発見!すぐボタン!』というところを見落としていた!酔った人だけでなく、めまいがして転落する人や、目の不自由な方が転落する場合もあるだろう。危険に気付いたら、赤い非常用ボタンを押すことは、重要なことだ。
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