『悩みの最上の薬は運動である。悩みの解決には、脳の代わりに筋肉を多く使うことに限る。効果はたちどころ表れる。』
【ソフォクレス】
私は、この名言を知らなかった。つい数日前、Twitterでフォローしている方が、tweetしていた。ソフォクレス(ソポクレス)は、なんと紀元前496年か495年に生まれ、前406年頃没した、古代ギリシャ三大悲劇詩人の一人だ。
この名言、イエス・キリストの生まれる4~500年も前の人の言葉とは思えないくらい、新鮮な響きがあるし、正に真実なのだ。
酒やめたら、有酸素運動を始めると良い、と、何となく思い、自分も実践し、他の断酒されている方にも勧めて来たのだが、こんなにも有名な歴史上の人物が、今から2500年も前に既に効果を認めていたなんて、まったく驚いた。
昨日も書いたのだが、酒をやめたら、代わりに別のことを始めるのが良い。しかも、飲みたくなったら簡単に出来て、金がかからず道具も不要なことがいい。そういうことなら何でもいいのだけれど、私のお勧めは、有酸素運動のウォーキングやスロージョギング。いきなり走るのは身体がびっくりしてしまうし、良くないので、先ずは歩くだけでいいと思う。
飲みたくなったら、歩く。30分歩くだけで、気分が変わる。そのうちに、歩くことそのものが楽しくなってくる。慣れてきたら、1時間歩いてみる。少し速足にしてみてもいい。
誰かに強制されているわけではないから、自分のペースで、何か月歩いてもいい。ずっと歩き(ウォーキング)でもいい。でも、途中で歩くだけでは物足りなくなったら、スロージョギングにしてみる。これは、まだそんなにポピュラーではないけれど、身体に負担がかからず、でも、運動量はそれなりにある。youtubeでもこれを提唱している大学の先生の実際の走りを見ることが出来る。
酒を飲んでひっくり返っていた人が、ある期間会わないでいたら、断酒してジョガーになっていたなんて、サプライズだね。
冒頭の名言に戻る。
自分のペースでのんびり走っていると、頭に実に様々な事が浮かんでは消えていく。それについて考えてもいいし、そのままにしておいてもいい。足は黙々と歩を進めている。目は前方を見ている。その淡々とした動きが、心地良いのだ。
悩み事や、解決しなければならないこと、どうしようかなって引っかかっていること、これらは、酒を飲んで酔っ払っても、醒めてみれば何も変わらぬが、なぜか有酸素運動の最中に閃いたり、運動後、すっかり忘れていたり、悩みが縮んで小さくなっていたりする。
飲酒やめたら、ウォーキング!
飲酒やめたら、スロージョギング!
酒は悩みの薬になるどころか、悩みの原因にしかならない。
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