今朝、湯を沸かしている時に、ふと、何気なく
『もう、オレには酒は似合わねーよな』とつぶやいていた。
家族はまだ寝ている。朝走るために、私が一番早く起きる。
(因みに、今朝は、寒さに負けて、起床が遅れ、走らなかったが(笑))
昨年から、朝起きたら、コップ一杯の水を飲むようにしている。これは、かみさんがどこかから仕入れた情報で、本当かどうか知らぬが、身体にいいという。ウソでも本当でもいいや、コップ一杯水を飲むだけなんて、簡単だからやってみようってことで、毎朝飲んでいた。
冷え込むようになって来てから、それを熱めの白湯(湯冷まし)にした。夏場なら水でいいが、冬場は、飲む気にならず、昨年の12月のある朝、ふと片手鍋に少量の水を沸かしてみた。コーヒーカップ一杯分など、あっという間に、沸く。少し待つだけで熱めの白湯の出来上がり。これをゆっくり、味わって飲む。身体に染み渡る感じがするし、うまい!
浄水器を通しているとはいえ、沸騰させて、ちょっと冷ましただけの、ただのお湯が、朝一番のご馳走とは、自分でも驚いている。
冒頭のつぶやきは、小さな片手鍋を五徳に置いて、着火し、その炎と、熱せられて水から湯へと変化している液体を見て、シラフの脳が反応した言葉だったのかなー。鍋の底から湧き上がる泡が、ビールや炭酸系アルコール飲料に見えたのか、沸騰しつつある液体が日本酒や焼酎に見えたのか。
『オレには酒は似合わねーよな』
ちょっと品のいい言葉に直して、
『私に酒は似合わない』
おぉー!短いけど、格好いいな!って、これ粋がってるだけかも!?
年齢が老人に向かうほど、外見はオシャレにしたほうがいいという。頭の天辺から、つま先まで、見た目だけでなく、こだわるなら人間の中身も、オシャレにしたいものだ。
自分に似つかわしくないものは、捨てよう。粋がることだって断酒につながれば、それでいいさ、と思っている。
私の場合、外見は、その辺にいるおっさんだ。逆に言うと、その辺にいるおっさんが私(笑)外出時など、いつも娘やかみさんに『なに、その格好!やめてよ!』なんて注意されているので、外見については、何も言えない。が、喫煙と飲酒を捨てただけでも、良し、かな。
モノではなく、身体に染み付いている習慣を捨てるのは、かなり困難だ。モノなら、ゴミ箱へ投げたり、大きければ業者を頼んだり、未練があるなら、「オレがいない間に、処分してくれ」と、家族か友人に頼めば良い。しかし、身についた習慣は、自分で捨てるしかない。誰かに頼みようがない。
「あのさ、お願いがあるんだ。オレの代わりに、断酒してくれないかな?」
(なんて、有り得ないものな)
比べても詮無いが、モノで言うと煙草と酒、習慣で言うと喫煙と飲酒、どっちを先に捨てたらいいか、と聞かれたら、私は、酒!と答える。煙草は臭いし、はた迷惑だけれども、アルコールのような醜悪な害が無い。
私にタバコは似合わない…
→捨てた!
私に酒は似合わない…
→捨てた!
あー、さっぱり、すっきり!
(但し、タバコの時は、一旦捨てても、何度も拾ってしまった。習慣ってものは、捨てても、しばらく未練がある。タバコは完全に捨て切った。が、酒は、本当のところは、捨てたとはいえ、まだ気になる。未だに捨てきれていない。だから注意が必要なのだ)
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