酒を断ってから、もうそろそろ、一年となる。
(↑最近、こればっかり書いているような気がする。。。(笑))
一年という期間は、長いようでもあり、短いようでもあり。
私は、この期間酒を飲まなかっただけで、例えば、一年間、何かの練習や修行を積んできたのとは全然意味合いが違う。
一年間、書道を習ったのなら、今、それなりに習字がうまくなっているだろう。一年間、柔道を習って来たのなら、今頃、少しは技を習得しているだろう。
ただ、ひたすら、酒を飲まなかっただけ。だから、今日か明日飲んでしまわないとも限らない。私の足元の断酒の土台は、脆い。どんなに長い年月の断酒を積み重ねても、この土台を強化することは不可能であることを知っている。つまり、いつもいつまでも、砂上の楼閣ということだ。
なので、常に、足元の土台が崩れるかもしれないことを意識している。崩れたら、一気に酒の海へ落ちる。これを他の表現で言うならば、『蟻の一穴』かもしれない。ある程度飲まない日々に自信が付いたように見えるが、ちょっとした事が原因で、元に戻ることもある。
こと、断酒に関する限り、揺るぎない、確固不抜の境地などというものは、生きている限り、有り得ない。当初目標とはしたが、今となっては単なる通過点に過ぎない365日(一年)を前にして、それを強く思う。
ひとつだけはっきりと言えるのは、酒を飲まずに過ごすのが、かなり楽になったということだ。これだけが、収穫なのかもしれない。酒を飲まない日々が当たり前になったということ。
断酒前の私は、休日なら昼間から、平日だと夕方になると、もう、ヨダレが出るほど酒を飲みたくて飲みたくて、あの、1本目のロング缶のプルタブを、プシュッと開けるときの何とも言えぬ快感は、今でも鮮明に思い出す。
あと10日くらいで、断酒丸一年になるけれど、ただの通過点ということだ。
↑冒頭と、この写真、共に、近所に咲いていた梅。今頃満開。いつもより、遅い。
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