本日は3月11日。まずは、3年前の東日本大震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りし、黙祷。
さて、ブログにいつもコメントを下さるスエヒロさんから教えて頂いて、ここ二週間くらい、少しずつ読んでいた本がある。330頁くらいのボリューム。ぎっしりと内容が詰まった本である。
『ワイル博士のうつが消えるこころのレッスン(アンドルー・ワイル著)角川書店』
ブログタイトルと違う?この本の原題が、『Spontaneous Happiness』(自発的幸福)なのだ。
日本語訳の本の題名に、うつが消える、とあるので、うつ病の本かと思ったのだが、そうではない。生活全般について、どう生きたらより良いのか、というヒントが満載の本だ。しかも、本の中で紹介されている様々な方法だが、どれもワイル博士は強要はしていない。こういう考えもあるよ、良かったら試してみてね、という書き方。優しさを感じる。
私が読んで、感心したり、生活に取り入れたいなと思ったことを、書いてみよう。
先ず、この本の全般に流れているのは、心をウェルビイングな状態にするには、どうすれば良いのか、ということ。ウェルビイングとは、常に幸福という事ではない。心のウェルビイングな状態は、先日もブログに書いたが、《足るを知る》ということらしい。
食べ物、運動、睡眠、夢などについて、かなりページを割いて詳しく書かれている。食用油にはどれがいいとか、魚油に含まれる成分がいいとか、のあたりは、参考にしたいなと思った。それと、有酸素運動は、やっぱり、必要。
アルコールとカフェインについては、はっきりと、「気分変容薬」であると書かれている。つまり、薬ということ。但し、ワイル博士は、適量ならば、健康に寄与するが、大量に摂取すれば勿論害があると、書いている。
《タッチの重要性》ということで、人間同士の握手や、ハグ、動物との接触などが、現代の人間には不足しがちらしい。そう言えば、私は特に自分の子どもとは、良くタッチしたりされたりはしている。私にとっても、子供にとっても、必要なことだったのだ。安心した。
ポジティブ心理学、認知心理学、瞑想、呼吸法など、自分の心をケアするための様々なやり方が書かれている。特に私が学んだのは、自分に入ってくる情報(音、ニュース、インターネット、Eメール、携帯電話)に注意しなさいということ。情報過多にならぬよう、また、敢えてネガティブな情報を入れないように、意識したほうが良い。
《ヘルパーズハイ》人を助ける人は、抑うつになりにくく、幸福である比率も高いとのこと。他者を優先し、親切にすると、それは自分の心身の健康として返ってくる。いいことだなー。
《人を許す訓練》「幸福になるための秘訣は人を許すことである」これは、難しいけれど、酒をやめてから、怒らない訓練をして来た私には、良く分かる。許すから、怒らないのだが、まだまだ、訓練が足りず、怒ってしまう。許してあげればいいのに、許さないこともある。引き続き訓練が必要だな。
《ほほ笑みと大笑い》これ、簡単に言うと、普通は「楽しいから笑う」のだけれど、一歩進めて、「笑うから楽しい」へっていうことだ。いつも口角上げてニコニコしていれば、気分も明るくなる。インドの医師が始めた「笑いクラブ」というのがあるそうだ。参加者は、30分以上も笑い続けるんだって!何だか楽しそうだなー。
他にも沢山の興味深く、為になることが書かれているのだが、書ききれない!
全体を通して感じたことは、断酒している時に役立つ内容が満載ということだ。
興味のある方は、ぜひ 読んでみて頂きたい。
今日のよく晴れた青空に、黄色が映えていた。サンシュかな?
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