息子の卒業式だった。
朝から冷たい雨が降り続き、生憎の天気。式が行われる体育館の中も、寒いので、コートを着たままでいる人が殆どだった。
中学校というのは、通う期間がとても短い。ついこの間入学したと思ったら、もう卒業だ。その前の小学校が6年だから、余計そう感じるのだろう。
おやじの私も、去年の今頃、酒を卒業した。今のところ、復学しないで済んでいる。31年間の飲酒生活は、長すぎた。真面目な話、飲酒学校は入学は簡単だが、卒業が難しい。誰も、もういいよ~って言ってくれないから、自分で、もういいかな、って判断しなければならない。
(↑息子の卒業証書を加工してみた(笑))
おやじが酒の卒業と同時に入学した断酒学校は、先ず入学が難しい。本人の決断した日が入学の日になる。。。が、断酒を決断すること自体が、中々できる事ではない。しかも、この学校、卒業はないが、中途退学は簡単に出来る。入学した日に退学も出来る。が、また決断することにより、復学または再入学も可能だ。
断酒学校に入ったならば、先ず、アルコール依存症について、書籍や、ウェブサイトの医療情報や、ブログでしっかりと学びつつ、自分に合った断酒方法を選んで、酒断ちの努力を続ける。入院する。通院して医者に診てもらう。断酒会に入る。AAに通う。それらを組み合わせる。また、中には、一人でチャレンジする人もいるだろう。
(テツさんからのコメントで、追記:
飲酒学校は、酒代という学費がかかる割には、学ぶことはほぼ無い。強いて言えば、酒を飲み過ぎると、二日酔いになり苦しいことを実体験で学ぶ。もっと言えば、更に過飲酒を続けると、病気になることを、これも実体験で学ぶ。
断酒学校は、学費がかからない。今までの酒代が浮くので、貯金ができるうえに、健康になる!)
特に、独力で断酒を試みている人は、かなり辛く厳しい現実が待ち構えている。これまでの飲酒の習慣というものは、おいそれとは改められない。酒の魔力は、とてつもなく強力である。当たり前に飲んでいた時は、酒というやつは、自分にとっての最も頼れる存在であったはず。
こちらが手の平を返して、酒にさよならすると、心の中の酒の悪魔が 黙ってはいないのだ。あの手この手で再飲酒を迫る。
でも、ある期間、飲まないでいることが出来れば、楽になる。これは、すぐには無理だけれど、必ず数ヶ月から半年くらいで実感出来ると思うので、断酒を開始して間もない方は、とにかく飲まない生活を続けてみてほしい。
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