私は、あまり衝動買いという事をしない。
(飲んでいた頃の、酒の衝動買いは別だが。。。)
それなのに、衝動買いで、面白いものを買ってしまった。
もう何年も通っている書店で、どういうわけか、一度も足を踏み入れたことのないコーナーにふと興味が湧き、棚を見ていたら。。。なんだ、これ?
私には縁遠い、理化学の専門書のコーナーだったのだが、その片隅に、化学のストラップとか、模型がこじんまりと置かれていた。
中でも、すぐに目に留まったのが、分子模型ストラップというやつ。しかも、色んな種類の分子模型があるのかと思ったら、全然売る気が無いみたいで、たったの3種類しか置いてない。
そのたった3種類しかない中に、なんと、エタノールの分子模型ストラップが!
え、エタノールって、こんな形してるの?これ買って、携帯電話にくっつけておけば、いつもエタノールを意識出来るな、と思い、即購入。ちょっと高かったけど(笑)税別900円。
C2H5OH。2つのC(炭素)に5つのH(水素)、そこにO(酸素)がくっつき更にH(水素)がひとつ。これが酒に含有されていて、色んな悪さをする元凶なのだな。
ところで、エタノールが、完全燃焼した場合、下のように、ごく単純に二酸化炭素と水になるそうだ。
C2H5OH + 3O2 → 2CO2 + 3H2O
(エタノールに酸素分子を2つ与えると、2つの二酸化炭素分子と3つの水分子ができる。)
これが、人間の身体を通した場合も同じで、入力はエタノールで、最終的な出力は二酸化炭素と水なのだそうだが、それぞれ役割の違う酵素の力を借りつつ、人体の中で、何段階にも分けて、やっとこさ、分解されるようだ。
第一段階:エタノール→アセトアルデヒド
第二段階:アセトアルデヒド→酢酸
第三段階:酢酸→二酸化炭素+水
なんだか、こう考えると、エタノールを二酸化炭素と水にしているだけなのに、なんでこんなに苦しみの渦に巻き込まれるのか、不思議。
化学式で考えたら、エタノールを二酸化炭素と水にするだけなら、何も飲んで苦しんで変換することもないだろうに、なんて、やっぱり酒を飲むのは、バカバカしく思える。
と、まー、色んなことを考えさせてくれる分子模型ストラップだ。これ、大事にしよう。
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