以前、『飲み過ぎて鬱病・自殺?(断酒349日目)』という記事でも、アルコールと自殺について、書いた。
今日、たまたま、次の記事を見つけ、驚いた。
自殺者のうち1/3がアルコール依存気味働き盛り男性と医師指摘
「週刊ポスト2013年6月21日号」に載った記事だ。
アルコール依存症の人は、その予備軍を含めると、日本全国に推計で400万人もいるのに、治療を受けているのは、4万人しかいない。
厚生労働省の推計ということで、過飲酒が原因の事故・病気の治療費、仕事の効率の低下、人間関係の破綻、などの損失が年間約4兆円だと!
東京アルコール医療総合センターの垣渕洋一センター長の言葉が、また、恐ろしい。アルコール依存症患者の40%がうつ状態で、年間3万人を数える自殺者の、3分の1が、アルコール依存気味の、働き盛りの男性だそうだ。
働き盛りといえば、40~50代。というと、正に自分と重なる。他人事ではない。
私も過去にうつ病を患ったことは、ブログに何度か書いたので、繰り返さないが、あの辛さは、体験した者でないと分からない。うつの状態というのは、元気な人からしたら、怠け者にしか見えないかもしれないが、本人は生き地獄なのだ。
うつ状態の人が酒を飲んだり、酒を飲み過ぎてうつ状態になったり、両方同時進行だったり、色々なケースがあるのだろう。アルコール依存とうつ状態との関係は、私には詳しい所が分からない。が、少なくとも、酒は飲まないほうが、いいに決まっている。
だが、少しでも精神が楽になるので、薬物としての酒を飲んでしまうことが多いのだろう。この辺り、最早、酒が悪いとかいう問題を超えている。。。のだが、やっぱり、酒は治療薬ではないし、飲まないほうが、良い。飲んで酔っても、何も解決しない。
元気だった若い頃が遥か昔になり、40代から50代へと差し掛かると、気力・体力がかなりダウンすることに気づく。そこで、更に仕事がうまく行かないとか、家庭生活に問題を抱えるとか、病に侵されるなどの変化が生じると、うつ状態になったり、過飲酒に陥るのだろう。
少しでも楽になりたいから、いっときでいいから、と酒に頼る。でも、酒はその人を更に泥沼へ引きずり込む。
こういうことを考えると、適正飲酒なるものも、怪しい。飲む習慣がなければ、飲まないだろうし。適性飲酒というのは、常に過剰飲酒への危険性を孕んでいる行為である。(これは、単に私の勝手な考えなので、正しいとか、間違いとかのご指摘は、ご容赦のほどを。。。)
(桜ばかりでは飽きるので、別の花を!近所の道の街路樹として植えられているのだが、植物名に疎く、何の花か、分からない…orz)
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