昨日書いた記事で私が言いたかったことを、サンキュータイムさんがコメントで、とても短い文章にまとめて下さった。
『アルコールはドラッグですからね。 ドラッグディーラーが決してドラッグ中毒にならないというのと同じで、酒造業界の人にはおそらくアルコール依存が少ないのかもしれません。 で、しらふの頭で酔っ払いを釣るんですから、儲け放題でしょうね。依存性のあるものを売るということは、消費者が賢くならない限り、永遠に儲けられるということです。 社会からお酒の害を隠している=やはり利益が関係しているからでしょうね。』
つい一年と少し前の自分は、どんな酒でも、酔うことが出来ればOKの、全然賢くない、アルコール飲料の消費者だった。
毎日のように、自宅で飲むための酒を買い、外で飲んだ時は飲み代を払い、家でもまた飲み、アルコールに囚われた心は、丸で義務のように、酒を身体に入れ続けていた。
そんなオヤジを、飲まないままにここまで運んで来た中で、一番効いた《クスリ》は何だったのかなぁ、と考えてみた。
それをタイトルにしてみた。
一つ。誓う。
二度とあんな自分に落ちたくないというどん底からの脱出の日に、自分に誓ったこと。
『もう、酒は、断つ』
二つ。約束する。
同じ日の夕方、家族に、約束したこと。
『パパは、もう、酒をやめる』
三つ。宣言する。
その翌日から、飲み仲間や親戚の人々、友人・知人に、事あるごとに宣言したこと。
『私は、酒をやめました。もう酒は飲みません』
今思えば、この三つが、基礎であり、根本だったようだ。
不言実行は、聖者のような人がすることであり、私のような凡人が酒を断つのに、こんなことが出来るわけがない。やるならば、有言実行しかない。
不言実行だと...飲みたくなった時、誰も自分がやめたことを知らないから、飲んでもいいや、という事になり...結果は、不言不実行になる。
有言実行だと...少しでも飲んだら、誰かがどこかで見ている。必ず見つかる!恥ずかしい!もし飲んだら、結果は...有言不実行になるので、かなりのプレッシャーを感ずる。
この有言実行の時のプレッシャーが良くないと言う方もおられるだろう。逆にそれが引き金となって飲んでしまうという話を聞いたこともある。この辺りは、断酒をする人によって、違うと思うので、私の取った行動が誰にでも当てはまるということもないだろう。あー、こういう方法もあるのか、と、参考程度に読んでもらえれば嬉しい。
酒を断つために、医者に相談する、断酒会に入る、他の代用飲料を試みる、有酸素運動を取り入れる、など、その他種々あるだろうけれど、先ずは、この三点セットが、私には一番効き目があった。自分との誓い、家族との約束、他人への宣言、これらを守りたいと思う心は、意外と強い。見栄っ張りで、自尊心が強い人ほど、効験あらたかかも知れない。
しらふの頭の人に、入れ食い状態で釣られる酔っ払いなんて、とにかく脱しよう。今まで散々飲酒関連の業界(酒造メーカー・販売店・飲み屋)に貢いで来たのだから、もう、そっぽを向いてもいいだろう。
今離脱しないと、死ぬまでむしり取られことになる。
私は、今までブログで書いてきたような方法で、断酒した。医者にも掛からず、断酒会にも入らず、一人で苦しみつつ、工夫して、ここまで来た。しかし、酒の問題は、100人いたら100通りだと思うので、私のとった方法は、断酒のただ一つの例に過ぎない。
何しろ、これ!という決まったやり方は、ないのだから、今現在利用できるあらゆる手段や方法を利用して、自分なりの酒を断つ道を模索していくしかない。
でも、何度も書くけれど、不飲酒の期間が長くなればなるほど、楽になる。本当に、時間が味方してくれる。この時間の長さも、人によって効果が違うかもしれないが、とにかく、継続が大事だ。
←断酒前の私の心の中。
いつも不安定で、イライラしており、酒を飲んで、それを紛らわす日々が続いていた。嵐が来ては、去って行くことの繰り返し。
飲まないのが日常の今の私の心の中→
もちろん、イライラしたり、怒りが湧くこともあるが、酒の力ではどうにもならないことを知っているので、やり過ごしたり、鎮まるのを待ったりしている。その内に、平穏な気持ちになる。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)