去年の今日はどうしていたのかな、と、ブログを読み返してみたら、風邪でダウンしていた。
今年は、慢性中耳炎の悪化で、ダウンまで行かないが、あまり調子が出ず。なんだか毎年ゴールデンウィークというと、熱が出たり、腰痛になったり、ろくなことがない。
3日、4日と連続で出掛けたので、今日は家でゴロゴロしたり、使わなくなった子供の教科書やらプリントやらノートやらを括ってゴミに出したりした。夕方、かみさんと買物に出た。
先ずは、某チェーン系のメガネ屋で、読書用のメガネを作った。たぶん老眼が進み、最近、読書に苦痛を感じていたので、ついに観念した。セールで、5000円プラス消費税で、ひとつ作ることが出来た。
早々、試してみたが、おぉ~っ!こりゃ凄いな!読める読める!
あ~、こんなことなら、強情を張らずに、もっと早く作れば良かったなー。酒と同じだ。オレはまだ老眼なんかじゃない!なんて妙なこだわりをもっと早く断てば良かったということ。
メガネが出来るのを待つ時間、夕食の材料をスーパーで見て回った。以前は、買物はかみさんに任せ、私は酒コーナーに行き、冷えたケースの中から缶ビールのロング缶と酎ハイ系のロング缶を取り出し、それだけ先に会計して、かみさんに、
「おれ、外のベンチで待ってるから!」
と、一人、プシュッっとプルタブを開け、早くもドリンクタイムだった。
それが、今日はどうだろう。かみさんと二人で野菜やら精肉やら魚やら惣菜やらパンやら見て回り、
私:「そう言えば、喉が乾いたね」
妻:「あ!あれ、飲もうよ。」と、少し先を指さす。
見ると、ペットボトル入りのお茶とフルーツ味の水の新製品の試飲販売をやっている。
二人で、試飲用の小さなコップに注がれたお茶と水をそれぞれ味見した。
妻:「うまいね、このお茶」
私:「うん、うまい。水も甘い」
店員:「こちら、砂糖も少し入っていますが、果物本来の甘みを生かしています」
私:「おー。一本もらうね」と、買い物かごに。
飲んだくれの頃はこの時期、喉が乾いたら、炭酸系のアルコール飲料以外の選択肢は無かった。本当はエタノールには利尿作用があるから、アルコール飲料は、飲めば飲むほど喉が乾くのにね(笑)
スーパーの酒のコーナーを横目に見て歩いても、飲みたいという衝動も欲求も起きなくなった。今日も、ほぼ無関心で通り過ぎた。
いつしか、どこかへ置き忘れてしまったような感じがする。酒への恋慕。飲酒欲求。去年、酒を断ってからかなりの期間苦しんだので、あの頃の感情と比べると、今はとっても楽だ。炭酸飲料などの代替飲料も、もう不要になった。
もちろん、自分がアルコール依存症という慢性の病気であることは、常に意識している。しかしコントロールに成功すれば、これほど手間も掛からず快適に日常生活を送ることの出来る慢性の病気も中々ないだろう。多くの慢性の病気は、飲み薬で状態をコントロールしたり、食事の糖分・塩分・カロリーなどを調整したりしなければならないが、アルコール依存症は、悪化しないためには、原因物質となる飲料を「飲まない」だけでいいのだ。
今の生活を継続するために、どんなに飲酒欲求がゼロに近づこうと、発症の原因となるエタノール入りの飲料への注意だけは怠らない。
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