たまには映画の話を。。。
ジョン・マルコビッチとジュリア・ロバーツの『ジキル&ハイド』をDVDで先日観賞した。公開された当時は、あまり評判が良くなかったらしい。
そんなことは何の関係もなく、映画好きの私には、とても楽しめた。どんな作品でも、映画というものは、監督、脚本家、俳優、だけでなく、クレジットタイトルに出てくる膨大な数の人が関わって生まれてくる。私はいつも、そういうことを念頭に置いて観賞する。
作る人と、それを評論する人は、映画だけでなく、小説でも造形作品でも、必ず存在する。評論する人は、大抵自分では作らない。
それはさておき、『ジキル博士とハイド氏』を説明したwikipediaには、あらすじの中にこんな文章がある。
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ジキルの告白によれば、最初はジキルを安全な場所に置いたまま、ハイドに変身して道徳から切り離された自由を満喫する二重生活を楽しんでいた。しかし、やがて薬を飲まなくとも睡眠中に無意識にハイドに変わってしまっている自分に気付く事となる。
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映画を観たあと、wikipediaのこの部分を読んで、酒から離れられなくなっている人って、『ジキル博士とハイド氏』ではないか!と思った。
第一薬でジキル博士はハイド氏になり、第二薬でハイド氏はジキル博士に戻る。しかし、その内に、薬が無くとも、ハイド氏になり、ハイド氏の方が優勢になる。これも、酒に似ている。第一薬とはもちろん、エタノール。第二薬はアセトアルデヒドか。苦しんで元に戻るが、その内に病気が進行すれば、常時エタノールを体内に入れていなければならぬようになる。映画のように、ハイド氏のままということだ。
パロディの映画を作るとすれば、題名は『シラフ博士とヨイドレ氏』か。
生真面目な顔をして毎日研究に勤しむシラフ博士は、あるとき、エタノールを飲むと別の人格が己を支配することを知り、夜な夜な研究室で、エタノールを飲み、ヨイドレ氏に変身しては、街を徘徊する。ヨイドレ氏は、エタノールにより理性を司る大脳が麻痺されたことにより、様々な問題行動を起こすのであった。ある日、このヨイドレ氏が、あの温厚なシラフ博士のエタノールによる変身であったと分かり、街は騒然となる。
私の場合は博士じゃないので、『シラフおやじと泥酔オヤジ』か。題名的にも、実態も全然つまらないな。見た目そのまんまだ。シラフおやじから泥酔オヤジへ変わるのは、いとも簡単だったが、泥酔オヤジからシラフおやじへと戻るときの苦しみは、尋常ではなかったな。体内における第二薬のアセトアルデヒドの分解にとても、時間が掛かった。二度と体験したくない!
一つだけはっきりと己に言い聞かせることは、もう金輪際、我が人生では、泥酔オヤジへの変身はしないぞ!と言うことだ。
実際のところ、私の実体験、及びこれまでの学びによれば、ジキル博士が飲んだ薬物と似たような効果が、酒に含まれるエタノールにはある。
それを証拠に、急性では、死んでしまうこともあるし、飲酒運転で事故を起こしたり、泥酔して道で寝てしまい、車に撥ねられて亡くなる人もいる。慢性では、かつてアルコール中毒と言われ、今はアルコール依存症という病気に苦しむ人が世界中に数多くいる。
酒は恐ろしい飲み物だ。『良薬は口に苦し』と言うが、エタノールを主成分とする酒は、『悪薬は口に甘し』とでも言おうか。エタノールという薬物を飲み物として身体に取り入れるということの怖さを、もっと子供の頃から教育すべきだと、私は思う。
ところで・・・
昨日、《通りすがり》という人から意味不明のコメントが入っていた。
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人それぞれ多様な価値観を有しているのが面白い。果たして、酒は悪なのか?
小さなコミュ二ティの中でマスターベーション的に展開しているうちは良いが、ブログの上位に位置するようになれば、流石にCSRも意識しなければならないのでは?
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恐らく言いたいことは、酒の悪いことばかり書いているんじゃねーよ!ということだろう。が、これは、酒害に苦しんだ私が、そこから立ち直るために書いている断酒ブログなのだ。どうして酒を擁護するような事を書けるだろうか。
しかも、ブログの一番上に、これは、アルコール飲料をコントロール出来ない人間が書いているので、酒をこよなく愛している人は、このブログをスルーしてほしいとわざわざ書いてあるのだ。
私の書いている、この飲酒を大いに嫌うガチガチの断酒ブログなどにコメントで文句を吐いていないで、言いたいことがあるなら、自分で飲酒礼賛ブログを立ち上げて、毎日書き続けてみてほしい。
上記コメントへの私の返信も載せておく。
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通りすがりさんへ
何を言いたいのか、皆目分かりません。CSRとはcorporate social responsibilityのことでしょうか?
このような小難しい経営学の用語を使うという事は、あなたはなんらかのメーカーの方なのでしょうか?
単なる断酒ブログに、企業の社会的責任を求めるとは、一体どういう発想なのでしょうか?
小さなコミュニティとは、ブログ村のことでしょうか?決して小さくはありませんし、酒害に苦しむ人は、日本全国に沢山いるのです。
マスターベーションを展開しているとはどういう意味でしょうか?
コメントで答えて下さいとは言いません。あなたが、酒は善であるとお思いなら、その主張をきっちりあなたのブログで述べて下さい。
ここにコメントを入れるなら、あなたの主張を展開したブログのURLにして下さい。その場合、当方のブログで紹介しようと思います。
このような意味の分からないコメントは、今後は削除し、公開しません。
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