スエヒロ・中根さんに教えて頂いた、断酒の先輩・自己本位に生きる男さんのブログ。
この方は、６０代後半になって断酒を開始し、それまでの飲み放題に飲んでいた人とは別人にして、別世界の心境に到達されたようだ。但し、どうも、もう他界されており、その後のブログの更新はない。
そのブログ『自己本位に生きる』の、2009-02-10「断酒って言葉も色あせた？」というタイトルの記事の中に出てくる、「どうか皆様お気を使わないで」というフレーズを、今日の私のブログのタイトルに、使わせて頂いた。
リンク先の、2009-02-10「断酒って言葉も色あせた？」の記事を読んで頂くと分かるが、この時のブログ主の心情は、
（断酒して２年２か月余り・・・・。何も語ることはありません。もう既に酒の世界から離れてしまった自分・・・。）
ということで、宴会で、酒を強烈に勧められた時の気持ちが、
「どうか皆様お気を使わないで」
なのだそうだ。
私は、この方の、この時のお気持ちが、良く分かる。
どうしても断れない飲み会・宴会というものは、私にもあり、そういう時は、出席する。断酒していると（力強く！？）公言しているので、誰も酒を勧めはしないが、どうも、私に対する勘違いが横行していることは確かなのだ。
酒を自由に飲んでいる人たちは、断酒している人の事を十把一絡げで皆、飲みたい酒を我慢していると思っているようだ。何故それが分かるかというと、飲まない私に、わざわざ「モドキ」を用意してくれたり、注文してくれたりするのだ。ここで言う「モドキ」とは、ノンアルビールとか、ノンアル酎ハイとか、ノンアルカクテルというシロモノ。
気持ちは嬉しいのだが、はっきり言って、私はこの手の「モドキ」が大嫌い。うまいと思わないのだ。アルコール抜きの、味だけアルコール飲料モドキって、何だか、私には合わないのだ。誤解してもらっては困るが、これも人によりけりで、断酒後の口寂しさを、ノンアルの「モドキ」で癒して乗り切った人も多いだろう。なので、「モドキ」の存在を私は別に否定も肯定もしない。
ただ、本当に、飲み物は、水、お茶とかジュース、コーラなどで十分なのだ。宴席に集まったのんべー達は、酒を飲む自分たちだけ楽しむのもどうかという心理なのか、断酒している人は、好きなモノを断って悲惨な思いをしているから、せめて似たような味のものを飲ませてあげようという親切心らしい。
そういう方々には、
「どうか皆様お気を使わないで」
この言葉を、私も、送りたい。
逆に今の私からすると、次から次へと、ビールから始まって、日本酒だ、焼酎だ、ウィスキーだ、カクテルだ、なんだかんだと色んな種類の酒を、節操もなく飲み放題に飲んでいる人達のことを、全然うらやましいなどと思わないし、寧ろ、気の毒だと感じているのだから。
「どうか皆様お気を使わないで」
とっても、いい言葉だな～
その裏には、私は、もう酒の世界には居ないので、放っておいて下さい。水分は、お茶かジュースで十分なのです。という、淡々とした心情がある。
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