信じられないかもしれないが、昔、タバコのポスターで、「今日も元気だ タバコがうまい!」ってのがあった。
そのノリで、「今日も元気だ お酒がうまい!」って感じで、毎日飲んでいる人も多いことだろう。たった1年数か月前までの私も、そんな風に、毎日飲んでいた!
アルコール健康障害対策基本法にある、『酒類が国民の生活に豊かさと潤いを与える』ということを信じて飲み続けているのかな。
でも、同法にもあるけれど、『不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となり』色んな病気に罹る。
急性アルコール中毒は別にして、長年の大量飲酒が原因で罹る病気をこれまで何度か、当ブログで取り上げた。厚生労働省のe-ヘルスネットというサイトに分かりやすくまとめられている。
が...長期飲酒が原因のひとつだと言わている『大腿骨頭壊死症』と言うのは、載っていない。皆さんご存じだろうか。
大腿骨頭壊死リスク4.4倍 毎日お酒を飲む人は歩けなくなる!?
上記のリンク先の記事には、日産厚生会玉川病院股関節センター・松原正明センター長の話として、こう書いてある。。。
「ビール大瓶1本相当のアルコールを16年間摂取し続けた人は、大腿骨頭の骨細胞が壊死(えし)して骨折を起こし、歩行困難になる『大腿骨頭壊死』の発症リスクが、休肝日を設けている人より4.4倍高くなるのです」
「大腿骨頭壊死は難病指定されていて、原因がはっきり分かっていません。しかし有力な説として、長期間のアルコール摂取で肝臓の機能に何らかの変化が生じたため、脂質代謝など本来の役割を通常通りに果たせなくなり、大腿骨頚部の動脈に血栓ができるのではないかと考えられています」
更に、リンク先の記事より。。。
「ビール大瓶1本相当のアルコールは、水割りなら1杯、日本酒なら1合、焼酎なら120C.C.だ。」
リンク先の記事に書いてあるが、30~50代に好発する、とあるのが更に恐ろしい。私は50代だ。やめてからたったの1年と数ヶ月。飲んでいた頃は、休肝日などなくて、毎日だった。ここに書かれている、ビール大瓶1本程度というアルコール量の何倍もの量を、期間も16年のほぼ2倍、31年間飲んでいたから。。。
断酒前に飲んでいた事は、取り消し出来ないけれど、きっぱり断って、もう身体にはアルコールを入れていないので、少しはリスクが減ったのだろうか。
リンク先の記事にも、断酒しなさいとは書いてない。連続して飲まないで、休肝日を設けなさい、とのアドバイスがある。でも、よーーーーーく考えてみると、この《大腿骨頭壊死》だけでなく、連続して大量に飲酒することにより、これまで取り上げて来た、書ききれないほどの病気に罹る確率がかなり高くなるのだ。
噛み砕いて言うならば、
『毒を連続して飲むと、身体に良くありません。1週間に2日程度、毒を飲むのをやめて下さい。そうすれば、病気になる確率がかなり下がります』
と警告されているわけだが、それを守っても、そもそもが毒なので、害を被らないという保証はどこにもない。
それを十分承知の上で、毎日酔うために飲むのは、もちろん個人の自由だが。。。
因みに、《大腿骨頭壊死症》については、下記サイトにもっと詳しく載っている。
大量に飲酒している人とステロイドという薬を大量投与された人に多く発症するが、原因不明の場合も多いとのこと。だから難病指定されているのだろう。それらを危険因子で分けると、アルコール性、ステロイド性、突発性となるそうだ。
アルコール性のケースも多いということが分かっている以上、私は、やっぱりきっぱり断酒して良かったと、心底思う。ただ、後悔先に立たず、断腸の思いがするのは、酒を断つのが遅すぎた!ということだ。
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