この3連休、水の事故で何人もの方が亡くなったり、重体になったりしている。
ちょうど1年前の今日も『飲酒と溺死(断酒129日目)』というタイトルで書いているが、たぶん、ニュースで連休中の水難事故を見たからだろう。
亡くなった方は、幼児から大人まで、年齢層は幅が広いし、場所や状況も様々である。
去年は、一番多いケースの、酒を飲んで泳いで溺死ということで、アルコールを摂取した場合の危険性を主に書いた。
今日書きたいのは、幼児から小学生くらいまでの子供のことだ。子供たちだけで水遊びしていて溺れてしまうというケースの他に、大人が一緒なのに、川や海で行方不明になるとか、ちょっと目を離したら、溺れていたとか、そういうニュースが夏の時期、必ず流れる。
たぶん、一緒にいた大人(保護者)の内、その時に飲酒していた人が多かったのではなかろうか。酒を飲んで酔った状態で溺れたのならば、アルコールが直接的に影響しているが、監視の目が行き届かずに子供が溺死した場合、子供より酒に気を取られていた大人の責任が重大である。このケースでは、子供はアルコールに間接的に殺されたと言える。
この時期、燦々と輝く太陽と、真っ青な空を背景に、ゲーノージンがうまそうにビールやら炭酸アルコール飲料を飲むCMやポスターが目立つが、それをそっくり真似して、外で飲む酒はウマイなー、なんてやっていると。。。
気付いたら、近くにいたはずの子供がいない!慌てふためいて探したら、流されている!酔っ払っているけど助けなければ!で、飛び込んで、子も親も死んでしまう、なんてことが、起こる。
売らんかな、のメーカーは、そんなことに斟酌しはしない。暑い時期には、これを飲め!うまいぞ!さー、買え!どんどん飲んで、我が社を儲けさせてくれ!というように、売り上げと利益しか頭にないのだ。
我が家は大丈夫!と高を括っていても、開放感あふれる夏の屋外で、ガバガバ飲酒していれば、悲劇が起こる。必ず起こる。
以前、失敗談としてブログに書いたけれども、私の苦い経験がある。水辺での出来事ではないが、子供そっちのけの問題大有りののんべー父ちゃんだった。
長男が保育園児の頃、ちょうど今の時期、公園で多くの保護者と園児が集まって、バーベキューをした時のこと。かなり飲んで泥酔した私は、ふと気づくと、息子がいなくなっていることに気付いた。
この辺りの顛末は、↓昔の記事を読んで頂ければ分かる。
兎に角、飲んべーは、我が子より酒が優先するのだ。ここが、コワイところだ。子供そっちのけなのだ。
冷静に考えると、その怖さがよく分かる。
大人(親、保護者)は酒を飲んでいい気分になっている。
子供は、大人がうるさく言わないので、水場で夢中で遊ぶ。
↓
時間が経つ。
↓
大人は、エタノール効果で更にいい気分になっている。
子供は、水場で溺れている。
もう一つ、私が危険だと考えるのは、水の上でのエンジン付きの乗り物だ。手軽な水上バイクや簡易ボート。エンジンが付いており、かなりのスピードが出る。船舶法で、飲酒運転は禁じられているが、そんなもの、飲んでしまえばお構いなしなのではなかろうか。
地上だけではなく、水上でも、飲酒運転の加害者と被害者になる可能性があるのだ。
特にこれからの川や海には、あっちこっちから種々雑多な人がわんさかと集まってくる。酒を飲む人の割合がかなり高いだろう。この夏も、アルコールは水難事故の直接的・間接的原因として、大いに加担することは間違いない。
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