巷にあふれる、飲み過ぎ対策の情報。
飲む前にこれを飲め、とか、ウ○ンのドリンクだとか錠剤、牛乳飲んでから飲めとか。飲み方も色々あり、飲んだ量と同じ量の水を飲めとか、ちびちび飲んでピッチを上げるなとか、チャンポンはダメとか。飲み過ぎて二日酔いになってしまった時の対処も、サプリメントでこれを摂ればいい、水風呂に入るとか、ちょっとググれば、まー実にいろいろ、ピンキリで紹介されている。
でもね、はっきり言って、どれもこれも、バカバカしい。実にアホらしい。
酒を断った人、人生の最初から飲まない人、つまり不飲酒の人から言わせると、「ばかみたい。酒を飲まなきゃいいだけでしょ」
という事になる。
でも、酒飲みの本音は、
『(ワクワク)これから気分が高揚して愉快になる薬を飲むんだ。(ドキドキ)この薬は、飲み放題で好きなだけ飲んでいいんだけど、飲み過ぎた時の副作用がかなりキツイんだ。でも、主作用の魅力には抗しきれないから、毎日飲んでるよ』こんなところだ。
ここの所をよーーーく考えてみると、根源的な、根本的な問いに突き当たる。
それは、
「一体、何のために酒を飲むのか」という事である。
自分が飲んでいた頃を思い出すと、何のためにと言われたら、
「飲みたいから。飲んで酔うと気持ちいいから」と、答えは至ってシンプルだ。
飲んで酔うのが気持ちいいと言うのは、実は脳にとっては危険なことなのだ。エタノールという薬物の効果で、そう感じるわけだから。これは、薬理効果と言う点では、法律で禁止されている麻薬や覚せい剤と何ら変わりがない。それを証拠に、急性の症状も、止められなくなる慢性の症状も、止めたときの離脱症状も、他の薬物依存と同じだ。
この、エタノールのダマしに一度引っかかると、殆どの人がそれをやめることが出来ないということが、昨日久しぶりに会った、当ブログに何度か登場している関西弁のCさんで再認識した。以下、その時の会話。
昨日、スポーツジムで...
Cさん:「のみすけさん、走っとんの?」
私:「うん、毎朝。でも4~5㎞を1時間て感じ。歩くくらいの速さでね」
Cさん:「おー、そりゃええな」
私:「Cさんは?」
Cさん:「靴は買うたんやが、走っとらへんねん」
私:「散歩でもいいから、有酸素運動したほうがいいですよ」
ここで、話題は、飲酒と血圧の話になった。
私:「ところでCさん、休肝日なし?」
Cさん:「おーう、毎日飲んどるがな」
私:「血圧は大丈夫なの?」
Cさん:「高いよってに、医者の薬で治したでぇー」
私:「薬で下げたのかぁ~。降圧剤ってやつだね。酒やめるだけで、血圧は正常になるのになぁ。私なんか、140越えてたのが、120以下になったよ。Cさん、酒やめる気ないのぉ~?」
Cさん:「酒やめたら、毎日の楽しみが無くなるがな。やめられるわけあらへん」
私:「・・・(やっぱりなぁ)」
酒が毎日の楽しみ、これが当たり前の人ばかりなんだろうな。でも、Cさんみたいに、エタノールという薬で上がった血圧を、降圧剤という薬で下げて、これでまた酒が飲めると喜んでいる人、やっぱり多いのだろうなあ。
酒も降圧剤も薬物だというところ、良く考えてみれば、かなりバカバカしい。酒を買って飲むと、酒造メーカーが大喜び、身体を悪くして医者に掛かれば、医療業界と製薬業界が大喜び、飲み続ける本人の寿命はどんどん縮んでる...のに。
これぞ、自らが招いた『踏んだり蹴ったり』状態だろう。人生を、酒に奪われ、医療に奪われ。酒に手を出さなければ、事なきを得るのにね。
ということで、今日の結論。
究極の飲み過ぎ対策は、酒を飲まないこと!
{当たり前だ!(笑)けれど、ここに気付くかどうかが、一番の勘所なのだ}
《上記写真は、日中、息子と出かけた先の用事が終わり、シビックタワー(文京区役所)の展望台から撮影したもの。あいにく曇っていたが、スカイツリーは間近に見えた。
ここで、息子とアホなオヤジの会話を・・・
オヤジ:「おい、○○よ!見ろ、あそこ!スカイタワーが、すんげー近いぞ!」
息子:「おやじ!スカイタワーじゃねーよ!スカイツリーだわ。そんなデカイ声で恥ずかしいだろ!」
オヤジ:「おぉー!本当か!ずーーーっと、スカイタワーだと思ってたぞ(笑)」》
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