酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

『あなたも酒がやめられる』まだ読書中!?感想文(断酒1年148日目)

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 先日予告(?)した本の感想。

 

 『あなたも酒がやめられる(徳川夢声著)[文芸春秋新社]昭和34年5月10日初版、昭和34年5月20日再版』

 

 まだ、読み終わってないのだが、この本、面白い章立てで、17章あって、第1章目が、いきなり本論「あなたも酒がやめられる」なのだ。

 

 残りの章は、第1章で箇条書き程度に書かれた、著者のアルコール中毒者としての数々の大失態の詳細が述べられている。

 

 さて、先ず、著者の徳川夢声と言う人は、一体誰なのか?

 

 1894年(明治27年)生まれ。大正から昭和にかけて活躍した、活動弁士、漫談家、作家、俳優。と出ている。亡くなったのが1971年なので、ご存じない方が多いだろう。私も、名前だけは聞いたことがあった。

 

 この本を書いた時が64歳で、その後77歳まで活躍しておられるので、途中で酒をやめて、長生きされたようだ。

 

 夢声氏は、10代の頃から飲みだして、活動弁士の仕事中も、酔っ払いながらやっていることが多かったそうだ。

 

 活動弁士の仕事って、なに?と言われそうなので、ちょっと説明しておくと、無声映画の時代に、スクリーンに投影される動画を見ている観客に、滔々とセリフやら状況説明をする仕事だ。

 

 第二次大戦の頃は、酒も容易に入手できなくなり、それほしさに軍部への慰問に頻繁に出かけたそうだ。それと、病院の慰問に行って、薬用アルコールをもらっては、喜んで飲んでいたという。

 

 そんなわけで、酔っ払っての醜態・痴態は、数限りなく、あり過ぎていちいち数えられないくらいだと。

 

 酒の為に身体を悪くして、入院も7回に及ぶ。第1回目の大正13年の夏から、第7回目の昭和26年の夏まで、というから、実に30年近くに渡って、出たり入ったりしていたわけだ!

 

 でも、夢声氏は、入院を繰り返しただけではない。禁酒も繰り返したのだ。が、長くて3週間、短くて1日で、その禁を破ってしまったのである。

 

 ・・・もう、永久に禁酒だ!

 ・・・死ぬまで一滴も飲まんぞ!

 

 元来人間なんてものが、永久にだの、死ぬまでだのと誓いを立てるのが、はなはだ不自然であり、初めから無理であると、夢声氏は、喝破している。これは、私も同感だ。

 

 それで、禁酒も断酒も、その文字にうんざりして、”停酒”という事にしたのだそうだ。

 

 ”停酒”とは

 

 『A、周囲の情勢、どうしても飲まざるを得ない条件が揃ったら、これは仕方がない、いつでもそれに従って私は飲む。

  B、私自身の感覚で非常に飲みたくなったら、いつでも飲む。』だそうな。

 

 ・・・どうしても飲みたくなったら、俺はいつでも飲むさ。

 

 これが、自然だと。で、この、どーしても、の限界をどこに置くのか、がキモだという。

 

 ・・・いつでも飲めるんだ!

 

 と、そう思っていることにより、返って心は酒から自由になり、”停酒”の心理的苦痛は殆ど解消されるそうだ。本文には、

『他から強制されているのではなく、自分の自由意志で、現在唯今飲まずにいるだけだよ、とこう思うと気がラクである。

 この現在唯今を、気が向くままに続けるのである。気が向くままに死ぬまで飲まないのも御勝手である。』と書いてある。

 

 なーるほど。私には、そういう考えは全然なかった。どちらかというと、人間には無理だと夢声氏が言われる、死ぬまで絶対に飲まない!という考えでやってきた。

 

 最後の方に、本当にやめたい人への夢声氏のアドバイスがあるので、簡単にご紹介する。(ほぼ、原文のまま)

 

 1.最後の一杯を飲んでからの、24時間が一番大切である。

 2.アルコールは24時間で殆ど完全に排出されるからである。

 3.しかし、この24時間の最後の数時間が実にやりきれない気分である。

 4.ここで、つい一杯やってしまうことのないよう!

 5.もし食欲があったら飯を食う事。それも脂っこいおかずなどは避けて、白い飯を胃袋に押し込む。

 6.米という有り難きものが、毒物を吸収してくれてラクになる。その時、吐きたくなったら、吐くとよろしい。

 7.食欲がなかったら、砂糖湯を作って、酒を飲むつもりでキューッとやる。気分が楽になること請け合いである。

 8.有機化合物の分子式で、アルコールと砂糖を比べてみれば、その似ていることに驚く。

 

 これも、酒をやめる、断つための、またひとつの考え方、方法だと思った。一番のキモは、繰り返しになるが、

『他から強制されているのではなく、自分の自由意志で、現在唯今飲まずにいるだけだよ、とこう思うと気がラクである。

 この現在唯今を、気が向くままに続けるのである。気が向くままに死ぬまで飲まないのも御勝手である。』というところだろう。

 

 自分が生まれる前に出版されていた、酒をやめる本。

 

 それにしても、不思議な本に巡り合ったものだ。購入後、ネットで検索してみたら、結構な値段で売られている古書であった。それを私は、ナント、ワンコイン(500円)で購入したのだ。これは、もう私の家宝だ。

 

 50年以上も前の本だが、書いてあることは、全然古くない、どころか、今再出版して、多くの酒をやめたい人の目に触れるようにならないかなー。

 

 

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