《飲酒脳OS》
昨日のwindowsのアップデートのトラブル対応から思いついた。
(因みに、私のwin7マシンは、紆余曲折を経て、ubuntuではなくて、windowsPEというDVDを作ったらwindowsとして立ち上がったので、必要なデータを、外付けのHDDに全て保存することが出来た!
”windowsPE”を一言で説明すると、CD/DVDから立ち上げるwindowsみたいなもの。もし、HDDに障害があって立ち上がらなくても、これが一枚あれば重宝するので、頭の隅に記憶しておくと良いかも...)
世界を席捲しているパソコンOS・windows。その他にも、MACやiPHONEのiOSとか、サーバーに使われることの多いUNIXやLINUX、スマホに搭載れるAndroidなどもある。windowsで話を進めると、一度製品としてリリースされた後も、マイクロソフトのサポート期間中は、月に1度の頻度で、アプデートがある。
こんな流れだろうか。
1.取り敢えず動くものが出来たので、販売する。
2.次から次へと欠陥が見つかる。
3.月に一度の頻度で、それまでに見つかった欠陥をまとめて修理する部品を配布する。
4.かなり重大な欠陥の場合は、緊急にそれだけを直す部品をリリースする。
5.2.から4.を、製品のサポート期間中繰り返す。
コンピュータをコントロールするOS(オペレーティング・システム)というソフトウェア製品は、その性格上、完成品というものが無く、常に更新をして、最新の状態を維持していなければならない。
飲んだくれの頭脳をOSに例えてみると、面白い(笑)
コンピュータのハードウェアとして、一番の存在は、CPU(セントル・プロセッシング・ユニット)である。中央演算処理装置とも呼ばれる。これに、メモリと呼ばれる記憶領域が接続され、さらに、様々のプログラムやデータが入っているハードディスクから、メモリにそれらが転送される。
{最近は、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)と呼ばれる、フラッシュメモリを使った装置もあり、こちらは、HDD(ハードディスク)のような駆動部分がないので、アクセスのスピードが桁違いに早い。}
これら一連の動きを制御するのが、OSだ。(厳密には、デバイスドライバと呼ばれるプログラムと連携している。)
人間だと、脳そのものが、CPUであり、記憶装置である。生まれた時に既にほぼ完成している。あとは、生きていく中で、その脳に、様々な情報や考え方、思考回路といったものが、複雑に組み込まれていく。
飲酒などというアプリケーション(習慣)も、もともとは組み込まれていなかったのに、後からインストールして、これを毎日使っている内に、断酒を思い立っても、アンインストール(削除)出来ないという欠陥に気付き、愕然とする。
飲酒という習慣は、アプリケーションではなく、マルウェアとかウィルスのようなプログラムと同じなのだろう。これを駆除するのは、容易なことではない。
現実問題として、駆除は出来ないので、断酒を継続することにより、少しずつ《飲酒脳》にアップデートをかけて、段々と《断酒脳》へ、最終目標は《不飲酒脳》へと、我が飲んだくれ脳を更新し、進化させて行きたい。
ところで、茨城県で、19歳の女子大学生が、急性アルコール中毒で亡くなったそうだ。
また、悲劇が繰り返された。もっともっと、若者には、酒が毒であることを教えてあげなければならない。
私にも娘がいる。生まれた時に大喜びし、首が座るまではオロオロし、寝返りを打つようになって頼もしくなり、ハイハイをしている姿は微笑ましく・・・その間、夜泣きには親も泣かされ、オムツも替えてやり・・・保育園(幼稚園)→小学校→中学校→高校→大学と、親御さんは大切に育てて来たことであろう。
19歳といえば、大学の新入生だ。正に、これからという時の、理不尽な死である。
大量に飲むと死ぬ飲み物なんて、人間の飲料としては失格であり、本来こんなにも気軽に飲むものではないのだ。しかし、世の中の風潮、特に酒造メーカーがCMやポスターで作り出している若者向けの雰囲気は、酒に対しての警戒感を抱くどころか、全く反対に、ジュースと同じレベルで捉えてしまう。これは、若者だけではない。子供から大人まで、受け取るメッセージは同じだ。
よく保険や投資などの商品説明書にある手口で、都合の悪いことは、最後の方にとても小さな字で分かりにくく書いてあるが、酒のポスターも、全く同じで、下の方に、どうでもいいようなことが申し訳程度に書かれているに過ぎない。
酒は、その主成分がアルコール(エタノール)という、毒物・薬物である。色んな味や色を付けてあるだけの、毒入り飲料である。wikipediaの記述によれば、個人差がかなりあるが、エタノールは、半数致死量(mg/kg)が5000~14000の毒物である。因みに、半数致死量とは、「ある物質を-ある状態の動物に与えた場合-その半数が死に至る量」だそうである。
これらのことを、子供たちに教育しなければ、今後も同じ悲劇が繰り返される。
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