今日、ある方のブログで、「おもいやり算」というのを学んだ。この歳になるまで、こんないい言葉を知らなかった。
ご存知の方もいらっしゃるだろうが、私の心にとても響いた言葉として、ここに載せておくので、どうぞ。(秩父で撮ったせせらぎの写真を背景にしてみた)
言葉は知らなかったけれども、私が毎日ブログを書くとき、このおもいやり算にあるような心持ちでいる。一人でも多くの人が、飲酒と言う悪弊を断ち切って、平穏な日常を取り戻してくれると嬉しいなあ、との願いを込めて。一人じゃない、沢山の仲間がいる。みんな、苦しんで飲まない日々を送っているんだよ・・・でも、きっといつかとっても楽になる日が来るよ。
助け合って、引き受けて、声を掛けて、いたわって、そんな気持ちで書いている。断酒は、一人ではツラい。みんなで助け合い、声を掛け合い、いたわり合うと、少しだけ楽に進めるような気がする。私が引き受けているのは、ブログ更新なのかな。
このブログを通して、何人かの方は一緒に酒を断っている。コメントを下さる方もいるし、読んで下さっているだけの方も、また、先日紹介した方のように、わざわざ印刷してご主人のお弁当に添えているという、私からしたらブログ冥利に尽きる方もいらっしゃる。
酒を断つのに、先輩も後輩もないし、長いからエライとか、短いからまだまだ、ということは全然・絶対ない。酒を断ったのが先か、後か、があるだけで、先にやめていても、スリップして後になってしまうこともある。一度患ってしまうと、一生この病に完治はないから、皆同じ平面に立っているだけなのだ。
ひとつだけ違うのは、先にやめて、割と長く断酒している人の経験値だと思う。辛かった時に何を飲んで凌いだか、とか、どんなことを考えて乗り切ったか、とか、3か月経てばどうなるのか、半年我慢できたら、身体はどう変化するのか、など、ある程度の参考になることはお伝えできていると思う。
大好きで飲んでいた酒をやめるのは、ツラいということが、飲んだくれには共通である。一人で孤独に断つよりも、断っている人々が「おもいやり算」で集って、明るく楽しく断酒を続けたいものだ。
私は、医者へ行かなかったし、断酒会とかAAなどの自助の会へも行かなかった。けれども、ひとり孤独に酒を断っていたわけではなく、家族の応援と、ブログでの仲間の励ましが、おもいやり算となって、私を笑顔にしてくれた。
特に、断酒初期の頃ブログにコメントをいつも入れて下さった方々には、とても感謝している。今でも、あの日々を思い出すと、涙が出るほど、嬉しい。帰宅して、ブログに励ましのコメントが入っていた時、あー、今日も飲まずに済んで良かった、と心から思ったものだ。
とても不思議なのだが、今思い返すと、経験談を交えて的確なアドバイスを下さる方や、ご自分は大して飲まないのに、わざわざコメントを毎日のように入れて励まして下さる方、私と同じ時期に断酒を開始し、お互いに励まし合う方、など、ちょうど私の断酒に合わせて、現れて、そして、私の断酒が安定して来た頃、そういった方々からは、いつの間にかコメントも入らなくなった。
一抹の淋しさはあるけれど、コメントを下さる方が、段々と世代交代しているような、そんな感じがしている。ブログも、生きて、成長を続けているんだな、と感ずる。
これからも、おもいやり算で、続けていこう。
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