(著作者:Luxt Design)
あれこれ飲酒と断酒について書いてきたが、最近の正直な心は・・・
飲まないほうが楽しいネ。
今は、これに尽きる。
過去にはもちろん、飲むのを楽しみにしていた毎日があり、断たねばならぬと決意して、実行したわけだが、ある期間(数ヶ月〜1年?)、喉から手が出るほどに欲しいものを我慢していたのが真実である。
その辺り、昨年の春から夏頃にかけて、日々の心境をずっとブログに綴っており、読み返すと、つらかった毎日がまざまざと脳裏に蘇える。
何年何月何日の、何時何分から、飲まないほうが楽しくなったというわけではない。そんなデジタルにカチッと切り替わるものではない。もっとアナログである。少しずつ少しずつ、薄紙をはぐように、心境が変化してきた。何百枚も貼り付いていた薄紙を、一日一枚のペースでゆっくりはがしてきた結果だと思う。
飲んではいないが、1日の内での酒絡みの時間というと、私にとっては今、このブログを書いているひと時だけである。これは、私自身の過去の清算と、飲まない仲間の方へのメッセージとして、まだまだ発信を続けようと思っている。
飲まないほうが楽しい、ということの中身は、実に簡単である。
酒を飲んで酔うというのは、少なくとも、そのことそのものが楽しい(のだろう)。ただ、これは、習慣化すると、毎日、飲酒という行為だけに、カネと時間と肉体的消耗が費やされる。酒そのものに、かなりの人生の貴重な資源が奪われてしまう。
これが、生涯楽しい酒であればいいが、苦しい酒に変わってしまうとか、身体を壊すとか、家庭をないがしろにするとか、あらぬ方向への羅針盤としての役割を酒が担うようにならないとも限らない。
飲まないと、酒に振り向けていた、それら諸々を、もっと他の色んな、生産的・建設的なことに注力出来るので、楽しいのだ。何をやっても、頭も身体も、思い通りに動くし、時間もきちんと配分出来る。ダラダラと際限なく飲酒する行為は、非生産的・非建設的であり、全然比較にもならない。
今は、ささっと、あれをやって、次に、これ、みたいに、自由自在である。一度飲み始めると、茶碗にへばり付いて取れない米粒のように、じっと動かず、ひたすら酒を口に入れる行為を繰り返すのに比べたら、雲泥の差である。それと、朝、目覚めた時に、後ろめたさがない。
本当に、飲まないほうが、人生楽しい。
この心境が、欲しかったのだが、実際に手に入った。
以前は、酒を飲んでいる人を見ると、ただただ羨ましくて、飲まないことのメリットを数え上げたりしつつ、強がっていた。内心では、ただ事では無かった。飲みたくて飲みたくて。飲まないほうが、偉いんだぞ!ということを証明したくて、色んな飲酒のデメリットを調べ上げて、ブログに書き連ねた。{もちろん、これからもドシドシ書くけれどネ(笑)}
酒を飲まない生活のほうが楽しい、というところまで来れば、本当の回復(治癒ではない!)なのかなぁ〜。実際のところは、分からない。
こんなことを書いては来たが、酒に対しては、油断禁物であることは、変わらない。回復はあっても、治癒はないので。いつかも書いたが、飲みつづけるアル中と、飲むのをやめたアル中がいるだけで、自分がアル中であることに変わりはないと思っている。
(著作者:Luxt Design)
挿入した写真は、フリー画像・写真素材集というところからお借りした。冒頭の虹がが今の心境で、 上の嵐は、酒を飲んでいた頃のイメージだ。
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