今日読み始めたある本の最初に、こんな言葉が出ていた。
短い表現だと・・・
“Fast alone, far together.”
(一人だと速く、一緒なら遠くへ。)
もともとは・・・
“If you want to go fast, go alone.
If you want to go far, go together.”
(速く行きたいのなら、一人で行けばいい。
遠くまで行きたいのなら、一緒に行こうよ。)
ネタはどこの国なんだろうと調べてみたが、アフリカの諺だとか、いやいやアメリカの先住民のインディアンの諺だとか、諸説あってはっきりしない。
この諺の言っている内容は、正にその通りだろう。一人なら即断即決で、目的地には一番早く到着出来ると思う。「船頭多くして船山に登る」なんて諺もあるくらいで、沢山の人がどこかを目指した場合、往々にして中々目的地へ着けない。
でも、一人だと、何かに躓いたら、そこで止まってしまう。挫けたら、中々立ち直れない。仲間が沢山いれば、例え速度は遅くとも、励ましあい助け合いながら遠くまで行けることだろう。
私たちの断酒は、目的地がはっきりしている。酒を断って生活を続けることであり、断ってからの日を延ばし、更に遠くへ行きたいのだ。急いだり速度を上げるものではなく、のんびりじわじわ毎日を送ることが出来れば良いのだ。
それには、
「If you want to go far, go together!」
(遠くまで行きいのなら、一緒に行こうよ!)
この諺がピタリと当てはまる。
やっぱり、遠くまで行きたいのなら、飲酒の問題を自覚して、酒を自ら断った人たちが、助け合ったり励まし合ったりして、みんなで一緒に遠くまで行ったほうがいいのだ。
私は一人で断酒を始めたが、ブログを通して沢山の人に助けられた。特に、半年経つ頃までは、苦しい気持ちを何度も書き連ねたが、その度に断酒の先人や、同じ時期に始めた同志の方や、ご自分は殆ど飲まないのに励まして下さる方がコメントを下さった。
飲むことが楽しみで、飲んでいた日々。(ひとり)
↓
飲むことが苦しいのに、飲み続ける日々。(ひとり)
↓
ここで気付き、断酒を決意。(ひとり)
↓
飲めないことが苦しいけど、飲まないでいる日々。(仲間と一緒)
↓
飲まないことが楽しくて、飲まないのが当たり前の日々。(仲間と一緒)
こんな感じで、断酒を決意した後は、ひとりでやめるのではなく、断酒会でもいいし、AAでもいいし、ブログでのやり取りでもいいし、沢山の断酒仲間と時間的に遠くへ行くことが一番いいと、私は思う。
私は、雪だるま式に、飲まない仲間を増やしながらブログで毎日転がって行きたい。
ある日気付いたら仲間が100万人!とかね(笑)単なる誇大妄想だけれどもネ。
「If you want to quit drinking alcohol, quit together!」
(酒をやめたいのなら、一緒にやめようよ!)
写真は、散歩の途中で見かけた、ナナカマドと柿。秋だな~。
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