飲み過ぎについても、飲み放題についても、何度もブログに書いてきた話題だ。
今日、たまたま立て続けにネットで関連するニュースを読んだので、ちょっと触れてみたい。
先ず、飲み過ぎについては、こちら・・・
こちらの記事には、ちょっと衝撃的な金額が出てくる。
「二日酔いに関する調査」というのを行った結果、仕事の効率低下、紛失物、不本意な出費などの損失の推計額が、1兆1千5百億円以上なのだそうだ。
ただ、ちょっと提灯記事ぽいのは、「ストレス解消にも健康にも良いアルコールですが・・・」なんて書かれている部分。アルコールでストレスなど解消しないし、況してや健康になんて良いわけがない!のだけれどもネ。
それにしても、ここに書かれている飲みすぎてしまう人々は、かつての私である。
物を紛失したり破損したりの他、タクシー代なども含めての平均損失額は、一人当たり6万円以上だそうな。私も、飲んだくれ時代には、酒代の他に、かなりの損失額を毎年計上していたものだった。損失ということで、税額控除してほしかったなぁ・・・
それでも、記事の最後のほうに書かれているが、そんな思いをしても、断酒をしようという人は、あまりいないようだ。酒の魔力は本当に恐ろしい。一度その快楽の糸に搦め捕られた者の多くは、そこから脱することはないのだろう。
続いて、飲み放題については、こちら・・・
フランスの人が日本に観光に来て撮っている写真で人気なのが、神社仏閣やらの他に、なんと、真夜中の繁華街で、スーツ姿のサラリーマンが泥酔して路上で寝ている写真なんだそうだ。
欧州では、そんな姿は見られないから、珍しいとのこと。
ところで、日本には当たり前にある「飲み放題」だが、これらは、日本に来たフランス人には好評だそうだ。彼らの国には、「飲み放題」というものが無いから。
何故かと言うと、2009年に定額での酒の飲み放題が、法律で禁止されたからだそうだ。イギリスでも、同じく2010年に禁止されたという。
欧州は進んでいると思う。日本は一体、いつまでアルコールに関して、こんな野放しの状態を続けるのだろうか。
そういえば、平成26年6月1日に施行された《アルコール健康障害対策基本法》って、どうなったのかな〜って、調べてみたら、平成26年度の取り組みとして、内閣府のホームページに、
・アルコール関連問題啓発ポスターを作った
・アルコール関連問題啓発リーフレットを作った
・アルコール関連問題啓発フォーラムを開催する
と、たったこれだけのようだ(泣)なんだか、子供の夏休みの宿題みたいだなぁ〜。
[追記]
《アルコール健康障害対策基本法》については、私の中で誤解があった。
専門家や当事者・家族の意見など聴いて参考にしつつ、施行から2年以内に基本計画を策定し、それに基いて、更に都道府県がそれぞれの実情に合った、法の推進計画を作るという、誰がいつまでに何をするのか、さっぱり分からない法律の実施計画であった。
それと、以前も全く同じことを書いたが、また書いておこう。
この法律の一番頭で述べていること。
『第一章 総則
(目的)
第一条 この法律は、酒類が国民の生活に豊かさと潤いを与えるものであるとともに、酒類に関する伝統と文化が国民の生活に深く浸透している一方で、・・・』
先ず、法律の一番最初の部分で酒を持ち上げているところからして、殆ど期待できないし、ダメだろうなあ。
「危険からは、自分で自分の身を守るしかない。
You are the only one who can protect yourself from danger.」
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