自分が自分であることを認識できているのは、脳が正常に機能しているから。
アルコールが、脳細胞に直接ダメージを与えるというのは、本当である。と言っても、脳細胞を殺してしまうわけではないらしい。
「アルコール 脳細胞」で検索したら、アメリカのラトガース大学での研究結果として、適量の飲酒でも、脳細胞の生産が大幅に減少することが分かったという記事がヒットした。
『1日わずか2杯のワインが脳細胞の生産を40%も減少させると判明!!飲酒を毎日続けると学習能力が低下するらしいゾ』(←私が見た記事)
マウスを使った実験では、海馬の神経細胞の生産率が、アルコールが血中に無い場合と比べると、約40%も減っていたと書いてある。同じ哺乳類のマウスでそういう結果ならば、人間の脳でも似たような現象が起きている可能性は高い。
今年(2014年)の4月5日に、『忘れる前に覚えてない!?(断酒1年22日目)』と言うタイトルで、アルコールが海馬にする悪さについて書いた。内容は、アルコールは、飲み過ぎると海馬の機能を阻害するので、酔っ払った時のことを記憶していないのは、当たり前と言う事だった。
アルコールは更に、海馬の神経細胞の生産を阻害していたわけである。これは知らなかった。学べば学ぶほど、飲酒と言う行為は、恐ろしさを増す。
この研究を行ったMegan Anderson氏は、「こうした脳細胞数の減少が続けば、成人の脳にいずれは甚大な影響を及ぼしかねないとしており、毎日飲酒をするような生活を何ヶ月も続ければ、自分でも気付かないうちに新たなことを学ぶ能力が低下していくだろうと忠告している。」そうだ!
毎晩、酔って気持ちよくなる、その気分を味わえるのも、脳が機能しているからだが、その酔って気持ちよくなる為に飲んだ酒に含まれるアルコールが、実は、この脳をダメージするという、まるで蛇が自分の尻尾を飲み込んでグルグル回っているような、飲酒という行為。これは、以前も書いたけれど、『ウロボロスの蛇』である。
こうして、日々飲酒つまりアルコールの害を調べていると、果たして酒とは一体何なのだろう?と、堂々巡りの疑問に陥る。
「百薬の長」「百害あって一利なし」どちらを信じ、飲むか飲まないか、それは、他人が決めることではなくて、自分が決めることだ。もちろん私は「酒は百害どころか万害あって一利なし」と思っているが・・・日本酒とワインは調味料に使っているので、ちょっと言い過ぎかな。
何れにしろ酒は、飲料としては、私には害がある。だから、飲まない。実にシンプルな私の流儀である(笑)
(写真は4枚とも、先日の曇天の秩父で撮った花々)
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