人によって期間はまちまちだが、酒を断って暫くすると、ふと、思うことがある。
「ひょっとして、コントロール出来るんじゃないかな?」
「今まで、こんなに長期間、飲まずに来れたんだもん」
「ちょっと、試してみようかな・・・」
この時期、そんなことを考えてたら、あっという間に、元の木阿弥になることは目に見えている。
そもそも、コントロールできないから、アルコールに依存した問題飲酒になってしまったわけで、ある期間飲まないでいるだけで、中身が別の人間に入れ替わるわけがない。
今の時節、巷では、あっちでもこっちでも、忘年会・忘年会・忘年会と、まー、バカの一つ覚え的な大合唱である。そもそも忘年会とは、年末に、その一年にあった苦労を忘れるために行う宴会だそうだ。
せっかくの苦労を、なぜ忘れなければならないのか、なぜ忘れるために酒食を共にする宴会が必要なのか、真面目に考えると、良く分からない(笑)
どうしても義理で出席しなければならない忘年会もあるだろう。そんな時は、自分だけは勝手に「忘酒会」にしてしまう。酒を忘れる会だ。
私も、極力断ってはいても、どうしても出なければならない忘新年会がある。断酒は、昨年からのことなので、もう自分の状況を説明することもなく、飲み物は自動的にジュースやお茶になるので、楽である。
どんなに周囲がアルコールを飲んでいようと、私は勝手に心の中で、「俺の忘酒会」だと思い、酒以外の飲料を飲むことにしている。
ところで、今日の夕方、ニュースでやっていたが、転倒死が交通事故死の数を越えたのだそうだ。特に高齢者に多いと言う。
転倒と言えば、酔っ払いにも多いだろう。打ち所が悪ければ、大怪我をするし、命を失うことだってある。
専門家の人が、転倒はどういう個所が危ないか、と言うことで、
「ぬかづけ」
に特に注意と説明していた。
ぬ・・・水に濡れた所(滑るから)
か・・・階段・段差(つまずくから)
づけ・・・片付けられていない所(障害物に足をとられるから)
これに、酔っ払いも付け加えたほうが良いだろうなあ。アルコールで麻痺した身体は、平衡感覚も怪しくなり、転び易い。泥酔して転んで、アスファルトに頭を打ち付けたり、車に撥ねられたりする。電車を待つホームから落ちることもある。普段は何ともない道やプラットホームでも、酒で麻痺した頭と身体には、危険なのだ。
転倒の危険個所と状態。ぬ、か、づけ、どろ。
どろ・・・泥酔い。
冬は、道が凍ったり、踏み固められた雪で、更に転倒し易くなっている。これに、忘新年会のアルコールが加われば、転ばない方が不思議だろう。酒は忘れて、飲まない方が身の為である。
追記:
今朝(2014年12月19日)スロージョギング中に俳句が浮かんだ。
『酒忘れ 年は忘れぬ 師走なり』
アンチ忘年会の私としては、せっかくの今年の苦労を、酒なんぞで安っぽく忘れたくない。苦労も楽しかったことも、しっかりとシラフの脳に刻んで、来年に活かす。
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