年末年始の飲酒運転撲滅運動が各地で繰り広げられていた。
それに関して、目を引くまとめサイトが有った。
『各地で行われている飲酒運転撲滅運動がギャグ合戦になってるw』
リンク先には全国各地の取り組みの中で、ギャグのようなスローガンがいくつか取り上げられている...
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ミカンでいかん
飲酒運転「ゆるさんゾウ」
「飲んで運転、甘(アマ)いっ鯛(タイ)」
ダイコン配って飲酒運転を"大根絶"
飲酒運転 ダメよ~ダメ、ダメ。(←めたぼ侍さんの情報より追加)
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...が、何だか本質とズレていると感じるのは、私だけだろうか。語呂合わせのギャグのようなものを作って、ドライバーに配布したところで、効果はあるのだろうか。そもそも、飲酒運転という重大犯罪の撲滅運動とは、こんな軽いノリで済まされて良いものなのだろうか。
国の機関のホームページにも、当たり前のことが書かれている。
警察庁のホームページには↓↓↓
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みんなで守る「飲酒運転を絶対にしない、させない」
飲酒運転には厳しい行政処分と罰則が!
飲酒運転はなぜ危険か?
飲酒運転による交通事故の発生件数等
飲酒運転の根絶に向けた取組みの広がり
リンク集
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政府広報オンラインのホームページには↓↓↓
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暮らしのお役立ち情報
飲酒運転は絶対に「しない!」「させない!」 みんなで守ろう 3つの約束
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両サイトとも、国がやっているわけで、全く同じ言葉で締めくくられている。曰く・・・
《国民の皆さん一人ひとりが「飲酒運転を絶対にしない、させない」ことを徹底し、飲酒運転を根絶しましょう。》
今の状態では、絶対に根絶は不可能だと断言できる。何故なら、国が酒と言う飲料を許可しているのだから。車のメーカーは、燃費や代替燃料にはかなり力を入れているが、アルコールを検知したらエンジンが掛からないような仕組みを導入する気配が全然ない。
利益や賞賛を求めているわけではないので、使う意味が違うが、敢えて今の酒の流通と飲酒運転事故の関係は、日本国全体という大きな単位で見ると、マッチポンプのような気がする。酒を野放図に流通させておいて、一方ではそれによる犯罪を困ったものだと言っている。
だからと言って、日本版の禁酒法を制定したほうが良い、などとは言わない。そんなことは無理だと分かっている。
私如きに出来るのは、このような形のブログでの遠吠えを聞いて頂いて、少しでも酒を自主的にやめて下さる方が増えることを願うだけである。
そんなわけで、酒を飲んで酔っ払って運転する人、それを取り締まる人、の、いたちごっこは、果てしなく続くだろう。問題なのは、酔っ払いと取り締まる人の間に存在する、命を奪われたり、身体を傷つけられたりする被害者である。彼らには何の落ち度も無いのに、勝手に酔っ払って車を運転するバカ者の犠牲になってしまうのだ。
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いたち‐ごっこ【×鼬ごっこ】(goo辞書より)
1 子供の遊戯の一。二人が「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱えながら、互いに相手の手の甲をつねって自分の手をその上にのせ、それを交互に繰り返す遊び。
2 《1の遊びはきりがないところから》互いに同じようなことをいつまでも繰り返すだけで、決着がつかないこと。「―の愚かしい議論」
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警察による交通取り締まりを「ネズミ捕り」と言うが、本来の「いたちごっこ」は、ねずみが出てくる遊びである。上記に引用したように、「いたちごっこ、ねずみごっこ」と交互に唱えながら、子供が遊ぶのだ。切りがない。
交通法規を守らない運転全てが「ネズミ捕り」の対象で、その中でも飲酒運転は罰則としては、かなり重い。 酒をやめて、いつも素面ならば、飲酒運転でネズミとして捕まることは無い。
酒を飲む人、捕まえる人、これのいたちごっこは終わらないが、そこから抜け出すことは、誰にでも出来る。とっても簡単な事だが、酒を断てば良い。
そうそう、先日、hakutousenさんに教わった『さらば、哀しみのドラッグ』と言う本を、今日読み終えたのだ。かなり衝撃的な内容だったし、『さらば、哀しみのアルコール』と、題名を置き換えてそのまま読んでも、違和感を感じない。明日にでも、ちょっと感想を書いてみたい。
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