『人の振り見て我が振り直せ』
このことわざの意味は誰でも知っている。
故事ことわざ辞典には、英語での似たような表現が載っていた。
Every man's neighbour is his looking-glass.(隣人は鏡である)
Learn wisdom by faults of others.(他人の愚かさから英知を学び取れ)
The fault of another is a good teacher.(他人の失敗はよい教師である)
反面教師と言うのと同じ意味になるのかな。特に、Learn wisdom~の、他人の愚かさから英知を学び取れ、は、気に入った。
このことわざは、どこかで書いたような気がしたので、調べたら、昨年(2014年)10月29日の 記事、『笑顔でおはよう感謝でお休み(断酒1年229日目)』
でも、引用していた。
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(前略)
そうなってくると、masaさんやmmさんや野の百合さんがコメントに入れて下さったように、酔っ払いを見る目が、俄然変わってくるのである。人の振り見て我が振り直せ、というやつで、あれが、以前の自分なんだな、と、かつての自分を客観視出来る。すると、益々、飲まない生活が素晴らしく思えてくる。
(後略)
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私は、いつでも、機会あらば、酔っ払いや飲んだくれの振りを見て、我が振りを直している。朝起きてから床に就くまで、必ず一人や二人、私の前に、その反面教師は現れる。わざわざ、あなたが再飲酒すると、こうなるよ、という振りを見せてくれているようでもある。
電車の中にもいる。街中を歩いていてもいる。夜の街には、ウヨウヨいる(笑)こちらがその気になって探す必要も無く、勝手に私たちの前に出現する、酔っ払い。その酔態は、時と場所と酔っ払いの年齢・性別などによって実に様々である。
今日は、スーパーで見た。レジを済ませて、袋に食品を詰めていたら、隣に恐らくアル中と思われる老人が、ワンカップを2本だけ買ったのをバッグに入れていた。食品スーパーへ来て、食べ物も買わず、しかも、ワンカップ。私より15歳くらいは年上のようだった。
ところで、ちょっと話は変わるが...
ネットを閲覧していたら、《50代男性に・・・アルコール対策の第一位・・・頼れる成分をX種類配合・・・これでいつも元気・・・》などと謳った、サプリメントの広告が目に飛び込んで来た。
内容は分かっていたが、敢えてクリックしてみた。何と言うか、色んな成分の配合された、肝臓に良い(らしい)サプリメントのチカラを借りてまで、身体に悪いアルコールを飲む執念のようなものに、ある種の感銘を受けた。
体験談として、
「これを、飲酒の前に2粒飲むだけで、翌朝すっきり目覚めます」
「楽しく酒を飲むには、これに限ります」
「サラリーマンの宿命、夜の付き合いには、これが必携です」
等、他にも、本当かどうか知らないが、賞賛の嵐だった。
肝臓を悪くする酒の効果を弱めたり、二日酔いになりにくくしたり、色んな効能があるらしいが、やっぱり、ヘンだ。そこまでして身体を傷めて、命を削って、なぜ酒を飲まなければならないのかなあ。
断酒して暫く経つと、この辺りの矛盾とかバカバカしさに気付く。
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