今日読み始めた岩波新書の「エピジェネティクス」と言う本に、《リプログラミング》なる用語が出て来た。
私には難しい本で、しかもまだやっと第2章に入ったところで、内容を語ることは出来ないが、第1章に《リプログラミング》が説明されていて、興味を引いた。
2012年にノーベル賞を受賞した山中教授のiPS細胞作製も、既に分化した細胞を、どんな細胞にも分化できる多能性の細胞へと初期化する、リプログラミングだそうである。
私が、これは飲んだくれ人生に応用できる話だとピンときたのを、分かって頂けるだろうか。
「あ~これではもう人生が終わってしまう。酒を断たなければ、ダメだ!」と、決断して酒をやめて、その状態が継続していることが、飲んだくれ人生のリプログラミングである。
飲んだくれの問題おやじに分化してしまった大の男を、まだまだどんな人生だって歩む事が出来る多能性おやじへとリプログラミング、初期化するのだ。(いつも自分の事を引き合いに出し、「おやじ」に例えるが、もちろん、老若男女、問題飲酒と訣別した人は、誰でも同じ事である)
こんな風に考えれば、断酒も楽しいのではないかなぁ。自分を初期化して、飲酒しか能の無かった自分を、リプログラミングし、もっともっと末広がりの素晴らしい人生を送るのだ。
気付かないか、気付いてもそのままならば、もう分化が終わり完全に固まった問題飲酒人生=アルコール依存症としての生き方しかない。
自分をリプログラミングすれば、家族がノーベル賞ならぬノーベロ賞をくれるかもしれない。ノーベロ賞とは、べろんべろんに酔う事が無くなったことを賞してくれるものだ(笑)
日々読む本の中にも、人生のヒント、断酒のヒントが隠されている。いつも意識していれば、必ず気付くことが出来る。
iPS細胞は、人間の皮膚などの体細胞に、四つの因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化させることだそうだ。
飲んだくれにはどんな因子を導入して培養すればいいのだろうか。たったひとつの《断酒》と言う因子を導入し、1年くらい培養すれば、立派な不飲酒細胞を持った人間に変化させることが出来る(はず)。
それでは、飲酒人生のリプログラミングに取り組むことにしよう!
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