酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

『依存症ビジネス』読書中・・・感想文(断酒1年307日目)

 『依存症ビジネス 「廃人」製造社会の真実(デイミアン・トンプソン著/中里京子訳)ダイヤモンド社』

 

 ブログ読者のhakutousenさんにこの本のことを教わって、近隣の複数の図書館に予約を入れまくってみたら、意外と早く借りることが出来た。

 

 まだ、読み終わっていないが、感想を書きたくなったので...途中経過を、お知らせ。

 

 著者は、18歳から32歳までアルコール依存に陥っていた経験を持ち、以後断酒を継続している、1962年生まれのイギリスの人だ。ほぼ私と同い年。

 

 《「廃人」製造社会の真実》という副題が的を射ている。この本では、いきなり、21世紀をむしばむ3種の欲望として「カップケーキ、iPHONE、鎮痛剤」をやり玉に挙げている。これらも、人の依存を利用したビジネスであると断定している。

 

 アルコールだけでなく、医者の処方する薬や、糖分、ギャンブル、オンラインゲーム、ネット、その他、それらを製造・供給する企業が関わるモノ・コトについて、興味深い分析が成されている。

 

 いかに企業が、自分たちの製品(食べ物、IT機器、ゲーム、その他)を私たちに過剰に売りつけようとしているのか、この本を読むと良く分かる。私たちがどうしたら依存に陥るか、売る側は研究しているのだ。

 

 この本の前半の中で、私がとてもおもしろいと思った、第2章の《依存症は本当に”病気”なのか?》で著者が論じていることについて、少し書いてみたい。

 

 アルコール依存症について、著者は、それを病気だとは思わないそうだ。「アルコール依存症は、自分がその病気にかかっていないと、あなたに言わせる病気だ」というのは、議論を発展させるどころか、終わらせるために編み出された、ひどく腹の立つAAの警句だと、かなり怒っている。依存症=病気、と言うのは、AAが編み出した公式だと著者は言う。

 

 この後、依存症は本当に病気なのか?とのタイトルで、実はそうではないかもしれない事例が沢山紹介されている。中でも、ベトナム戦争の時の兵士のヘロイン中毒が、戦争終結後本国に帰還して治ってしまった例は、説得力がある。

 

 著者は、依存症は病ではなく習慣ではないかと論じている。

 

 依存症には、薬物の入手しやすさが鍵となる。「社会において薬物が入手しやすければしやすいほど、より多くの人がそれを摂取する可能性は高くなり、そうした人々が問題を抱える可能性も高くなる」と書かれている。

 

 アルコールほど入手しやすい薬物はないだろう。大人であれば、どこでも誰でも好きなだけ買う事も飲むことも出来る。あまりにも手軽で身近過ぎて、酒(アルコール)を薬物と認識している人は、殆どいない。
 

 こういう本を読んで、酒(アルコール)だけではなくて、他の依存症についても客観的に学び、依存症ビジネスのターゲットにならないように気を付けなければならないなあ。

 

 そうそう、甘いものがやめられないというのも、立派な糖分依存症だと書いてある。糖分は、アヘンに似た天然の脳内物質「オピオイド」の産生を活性化させるのだそうだ。私も断酒後の一時期、甘いものにハマっていた。あれも、次の依存症の危険性があったわけだ。

 

 まだまだ他にも沢山のことが書かれている。読み終えたら、もう一度ブログに取り上げようと思っている。

 

 

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