「禁酒」→「断酒」→「不飲酒」、と来て、最近辿り着いたような気がする究極の道は、『嫌酒』だ。
私は2年前に酒を断って以来、「酒の悪口療法」で、毎日毎日一日も休まず、酒を嫌うように自分を仕向けて来た。成果は大きくて、実際に今では虫唾が走るくらい、酒を大嫌いになる事に成功した。
煙草の嫌煙と同じレベルで、酒も嫌酒と表現しようと思う。ネットで探しても、嫌酒というのは殆ど出て来ないけれども。
嫌煙との違いとして、嫌酒は、煙草のように大勢で大騒ぎする必要はなくて、酒を断ちたい人が個人個人で目標として到達を目指すものだと思う。
抗酒剤と言うのがあって、アルコール依存の治療薬として医者で処方される。酒を嫌いになる薬ではなくて、それを予め飲んでおけば、酒をうっかり飲んだらアルコール分解が妨げられ、とんでもない思いをするものだ。
これは、酒を好きなままで、飲酒だけを抑制しようとするもののような気がする。
時間は掛かるけれど、酒を嫌いになるように毎日自己暗示に励むことにより、本当に嫌いになる日がきっと来る。私には、その日が来た。即効性は無いが、うまく行けば酒を飲む気がしなくなる。酒を見るとおぞ気立つ。
このことをTwitterでtweetしても、あまり信じてもらえなかった。恐らく、ブログを読んで下さっている方も、半信半疑かもしれない。
私がしてきたことは、飲酒欲求と闘いながら、毎日毎日酒害を調べてはブログに書く。これだけだった。酒を断ってから今日で674日。ブログを書き始めてから、671日。継続と言うのは途轍もないチカラを与えてくれる。
断酒一年未満の頃は、隣でうまそうにビールを飲まれた日には、もう羨ましくて仕方がなかったのが本音。コンビニやスーパーでも、ついつい酒類売り場では足を止めて、新商品やら、かつて飲んでいた商品に目が行く。未練たっぷりだった。
でも、徐々に、意識改革が進み、酒を本当に嫌いになって行った。ある日突然ではなくて、少しずつ積み重ねて、ある程度の厚みになってくると分かる感じかな。
現在、酒が近くにあったり、飲んでいる人が側にいると、あの臭い(かつては匂いだったが)に反応して吐き気がする。瓶に入った液体を目にすると、化学物質エタノールを連想し、気持ちが悪くなる。これは本当だ。飲みたいとは全然思わない。
時間は掛かるけれど、効果覿面なこの嫌酒と言う方法は、金もかからず、副作用もなく、誰にでも実践出来る。これを、断酒したい人、断酒している人全てに伝えたい。以前「私の酒のやめ方」というタイトルで書いた内容の焼き直しだが、嫌いになれば食べたくないし飲みたくないのが人間である。
しかし!次のような人には、嫌酒はお勧め出来ない。酒を断たなければならない人の中で、酒を嫌いになって損したり困ったりするという人がいるならば、嫌酒はやめておいた方が良い(笑)
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