このブログに何度か登場している、関西弁のCさん。
一応紹介すると、私の通うジムでたまに一緒になる人。40代後半の男性。既婚。関西出身の人なので、もちろんバリバリの関西弁。聞いていてほれぼれする。私の怪しい偽関西弁をたまに矯正してもらったりしてる(笑)
先日、ジムで会ったので、ちょっと話をした。
のみすけ:「ジョギングは続いてます?」
Cさん:「全然歩きも走りもしとらへん。寒くてなぁ」
の:「へぇ〜。ところで、何か薬は飲んでるの?」
C:「お〜ぅ。ワシ、血圧と痛風の薬飲んどるでぇー」
の:「あぁ、降圧剤は飲んでるって言ってたよね。それと痛風の薬かぁ〜」
C:「高血圧と痛風は、持病なんや」
の:「あのさぁ〜、それ、先ず酒やめたほうがいいんじゃないの?」
C:「ワシに酒やめろというのは、死ねと言うのと同じやでぇ〜」
の:「なんだかそれ、アクセルとブレーキ同時に踏んでるみたいだよね」
C:「はぁ?」
の:「酒たくさん飲んで病気のアクセル踏んで、症状消すために薬飲んでブレーキ踏んで止めてるわけじゃん」
C:「おぉー、のみすけはん、うまいこと言いよんなぁ(笑)」
うまいこと言いよんなぁ...じゃないってば!
酒飲んでガソリン注いで、病気アクセル目一杯踏んで、スピード出すぎて目が回り、こりゃ血圧高過ぎ&痛風痛くてかなわんと、今度は医者へ行ってそれぞれの対症療法に過ぎない薬を出してもらって、服薬ブレーキ踏んで無理やり症状を消しているだけでしょ。
酒を大好きな人は、自分の健康を害しているものが酒であることを認めないし、酒やめなよなんて言う、他人の忠告など聞く耳持たない。それは、良ぉーーーーーーっく分かっているので、私はCさんにそれ以上の事は何も言わなかった。
と、ここまでは、飲む側の話。これからは、酒を造って売る側の話。
ブログを書きながら、たまたまあるポータルサイトを見ていたら、ほほぉ~、と何だか裏から考えると良く出来ているWEB広告が目に入った。
さりげなく健康をアピールしている某酒造メーカーのWEB広告だ。本当にさりげないが良く見ると、おためごかしなので驚く(笑)血圧が高いとヤバイよって、不安を煽って、クリックしてみたら、血圧を下げるのに良いかも、と言う健康飲料を売ってる。
表では、血圧を上げるかもしれない酒を造って売り、裏では、上がってしまった血圧を下げる効果があるかもしれない健康飲料を売る。
これって、「行って来い」ってやつかな。
血圧が上がってしまうのは、酒が原因とばかりは言わないが、私は断酒してから血圧は正常値になった。薬なんぞ不要である。
酒を毎日沢山飲んで、血圧が上がって来たら、今度はそれにプラスして毎日降圧に効果があるかもしれない健康飲料を飲む。これじゃ、メーカーはウハウハだよなー。上げるために飲み、下げるために飲んでくれる上客がごまんといるわけだもの。
Cさんの話も合わせてみると、結局アルコールを大量に消費する社会は、飲酒に起因する病気も沢山発生させる。病状を抑えるための対症療法に必要な薬が製薬メーカによって大量に作られ、それらの患者を診療・診断して処方箋を書く医者も大いに忙しいが、診療報酬もたんまり入ると言う構図だ。
飲酒社会全体が、アクセルとブレーキを同時に踏んで、目一杯スピードを出しつつも、一方では思い切りブレーキを掛けているような、身体にとても悪いことを当たり前にしているような、そんな気がしてならない。
非力な一般消費者でしかない私たちの自己防衛策は、燃費がとても悪くて事故ってばかりのクルマ飲酒号を止めて、しっかりハンドブレーキを掛けて、エンジンも止めて、アクセルとブレーキから足を離して、飲酒号から降りて、二度と乗らないこと。
早いとこ超低燃費で超安全なクルマ断酒号に乗り換えようね!
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