今日は、二人のおばあちゃんから学んだことを、お伝えしたい。
昼間、私は所用の為、電車に乗った。途中駅で、二人の高齢の女性が乗り込んで来た。お二方とも七十代後半から八十代前半の間くらいかな。一人(A)は割と動作が軽く、もう一人(B)は杖を突き、片足が不自由である。Aさんが先に座り、Bさんを見守る。
Aさん:「あら、大丈夫?Bさん」
Bさん:「あー、どっこいしょっと!よっこらしょ!」
Aさん:「良かったね、座れて」
Bさん:「まー、大きな声でどっこいしょ、なんて恥ずかしいわぁ」
Aさん:「でも、声掛けて動く方がいいんだってね」
Bさん:「そうそう、身体がその気になるんだってね」
二人のおばあちゃんは、せっかく座れたのに、たったひと駅で下車して行った。もちろん、Bさんは、立ち上がる時も、「よいしょ!」と元気な声を出していた。
(へー!なるほど!声を掛けて動くと、身体がその気になるのか・・・)
本やインターネットやテレビ、講演会、学校だけでなく、こういった日常で、全くの見ず知らずの人からも学ぶことがある。
そう言えば私も、断酒に限らず、行動の前に声を出している。例えば、寒い朝、スロージョグに出る時、身体は無意識の内に嫌がっているのが分かる。
「さあ、のんびりゆっくり、スロージョギングに出掛けよう!気持ちいいぞぉ!」
すると、不思議な事に、スススッと身体が動く。軽く玄関前で準備体操している内に、早く駆け出したくて、ムズムズして来るのがおかしい。
酒をやめて間もない頃から、その夏くらいまで、ビールとか酎ハイ系のシュワシュワしたアルコールが飲みたくてたまらなかった。我慢するのは、ある種の拷問のように感じたくらいだ。夕食前、自分で工夫した代用飲料や、炭酸水、コーラなどをがぶ飲みするのが、それを紛らわす唯一の手段だった。
(以前のブログを読んでいらっしゃらない方もおられるだろうから、代用飲料について書くと、私が工夫していた代用飲料の材料は、リンゴ酢とクエン酸、ポッカレモン、炭酸水など。炭酸水以外は、何れも氷を入れた水で割る。それと、味の無い炭酸水は、氷をたっぷり入れた大きめのコップに一気に注ぐ。で、これらは、全て、一気にごくごく飲むのがポイント。)
飲む直前に、「さーて、ビール飲むぞ!ビール!これは、オレのアルコール無しの身体にいい飲み物だ!」と、大声で唱えていたのを思い出した。
近くに誰かいたら恥ずかしいかもしれないけれど、自分への声掛けは、結構効果がある。
例えば、無性に酒が飲みたくなったら、
「おーい!○○(←自分の名前)お前、酒なんでやめたんだっけぇ?」
てな具合にね。
「飲んでもいいよ。でも、お前が飲みだしたら、止まらないだろ。明日後悔するのが分かってるのに、飲むわけかい?」
「あのさ、○○、ここまで来たんだ。飲まずに頑張ってみようよ!お前なら出来るよ!大丈夫!」
自分で自分に問いかけたり、励ましたり、これは、私もやってきたし、今でもやっている。みなさんも、どうぞ!
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)