昨日、居酒屋で久しぶりに談笑したAさん。
元々、そんなに量を飲む人ではない。外で飲む時に、その場の雰囲気で飲み過ぎてしまうことがあるくらい。Aさんには、問題飲酒の要素は無かったと思う。
私は、「なんで、酒やめたんですか?」と、素朴な疑問をぶつけてみた。
Aさんは、訥々と語り出した。
「一番は、ある夜、酔っ払っていたときに、娘と母親が口喧嘩を始めて、聞いている内にイライラしてきて、娘にとんでもないことを言って傷つけてしまったんですよ。翌日、ことの顛末を家内から聞いて、青くなりました。」
Aさんの娘さんは、高校生だ。お父さんに言われたことで落ち込んで、そこから回復するのにかなりかかったそうだ。
Aさんの断酒決意には、きっかけがもうひとつある。私も知っているAさんとの共通の知人Bさんのことだ。
「Bさん、のみすけさんも知ってるでしょ。胃がんで全摘しちゃってから、めっきり元気が無くなっちゃって。Bさん、病気になるまでは、ビールが大好きで、大瓶10本くらいは軽く飲んでたのになあ。」
Bさんとは私も何度か飲んだことがある。私より一回り年上だ。明るくて、楽しい人だが、酒が大好物。その飲みっぷりは、見ていて惚れ惚れするくらい。全盛期には、あちこちに行きつけの飲み屋があり、ボトルがキープしてあった。
「Bさん、今では、もうビールは飲めなくて、小さなおちょこに、日本酒をほんの少し飲むだけなんですよ。私、Bさん見て、酒が怖くなったんです。」とAさん。
アルコールが100%胃がんの原因になるわけではないだろうが、全然無関係でもなかろう。
Aさんは、胃の辺りを右手で押さえながら、
「こうして、食べたものが一旦溜まる胃袋に、大量に酒を溜めると言うことが、何だか恐ろしくなったんですよ。」
と、ちょっと青ざめた顔で、ボソッと呟いた。
断酒事情は、人によって色々で、様々だ。何でもいいから、きっかけがあって、そこから断酒が始まれば良い。私のきっかけは、とても活字に出来るものではないが、今でも一日の内に何度もフラッシュバックするくらいの強烈さである。私の断酒の為の、私だけの、超苦い良薬である。
ところで、昨夜のこと...
内のかみさんは、珍しく午前様にはならず、23時頃帰ってきた。今朝、飲み会の様子を聞いたら、やっぱり酔い潰れた、と言うより酔い潰された人がいたそうな。
ママさん達がメインの飲み会だが、夫婦や家族で来ていた人も何組かおり、その中の、お人好しのパパが、日本酒をどんどん注がれ飲まされ、帰る頃には正体不明となっており、どうやって家まで届けるか、議論白熱したそうだ。
私と同世代の人らしいが、きっと今日は二日酔いで一日無駄にしてしまったんだろうなあ。で、もう酒は飲まない!とか思うんだけど、夕方になると、また飲んでしまうのだろうなあ(笑)
断酒標語:
『酒なんぞ、飲まないほうが、楽しいね』
『爽やかに、過ごそう日々を、酒無しで』
『断酒して、やり直したる!、人生を!』
(日中、ちょっと用足しに出た時に、近所の家のエアコン室外機の上でひなたぼっこしてた、ノラのクロちゃんを発見!左耳がカットされているので、女の子だね)
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