酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

飲んだくれ俯瞰(断酒1年349日目)

 俯瞰・・・鳥瞰とも言う。高いところから見下ろす。

 

 {見下ろす(みおろす)であって、見下す(みくだす)ではない!}

 

 井戸の中に蠢く酒飲みたち。かつては私もその中にいた。でも、一旦この井戸を出て上から懐中電灯で照らしてみると、あれま、恐ろしや。

 

 飲んだくれ妖怪が跳梁跋扈の世界ではないか!

 

 現に...

 

 昨日に引き続き、電車の中で、今日も飲んだくれ妖怪に出会った。昨日は、臭いだけだったが、今日は、何と、私の隣に鎮座ましましていた。

 

 15:40頃、所用で飛び乗った山手線。ちょうどひとつ座席が空いていて、座れた!ラッキー!...ところが、臭い!酒臭いのと、風呂に何か月も入っていないような匂いと、ダブルだ。

 

 私の左隣りに座っている、長髪&長髭の40代後半くらいの男。頭はフケだらけで、服も汚れ放題、手にはレジ袋で覆われた、ワンカップサイズの焼酎を持っている。古ぼけたメガネの下の眼球は、見開かれているものの、視線が定まっていない。

 

 何やらブツブツ呟いては、口に焼酎を運び、ひと口ゴクリと飲む。暫し呆然と前方を見る。また、ブツブツ呟いては、口に焼酎を運び、ひと口ゴクリと飲む、暫し呆然と前方を見る、の繰り返しだった。

 

 私は、下車する駅が近づいて来たので、ひょいと腕時計で時間を見た。釣られてか、何故かその男も左手をひょいと出し、腕時計を見た。風貌には似合わず、腕時計だけは高級品で、驚いた。但し、私の腕時計は15:40を差しているのに、男のそれは、9:20だった(笑)

 

 昼間からの酔っ払いには、時間などどうでもいいのだろうか。

 

 私と左隣りのその男は、ほんの10分ばかり一緒に並んで座っていた。私の二つの目と、男の二つの目。見えている世界は全く違うようだ。

 

 昼間からの酔っ払いと言えば、もうひとつ、昨日の目撃談がある。

 

 まだ日暮れには早い、15時過ぎ、徒歩の老人(T)と、自転車の老人(J)がすれ違いざま、お互いを認識し、立ち止まり、話を始めた。自転車の老人は、顔が真っ赤だ。

J:「いや!ごぶさた!」

T:「あれ、どうしたの、もう出来上がってんの?」

J:「あははは!もうひっかけて来たんだけどさ、恥ずかしいな」

T:「気を付けて帰りなよ」

 

 その人の人生なのだから、昼間から酒を飲もうとどうしようと勝手だが、老後の平日が酒にまみれているなんて、ゾッとする。

 

 酒と言う飲み物は、人を簡単に変えてしまう、空恐ろしい飲み物だ。私は、アルコールまみれの世界から脱出し、酒の不要な暮らしをしつつ、日々酒の怖さを反芻している。

 

 ちょうど、鳥が空から見るように、酒や飲んだくれを俯瞰している。酔っ払いに遭遇する度に、自分が酒をやめたことを、心の底から喜ぶ。

 

 

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