歳のせいだろうが、時間があっと言う間に過ぎて行く。
1日24時間の長さは若い頃と変わらないはずなのに、あれ、もうこんな時間?早すぎる!の繰り返しで、1日が終わってしまう。
多分、人生の残り時間がもう3分の1もないので、砂の落ちる速度が速く感じられるのだろう。砂時計の上に残っている砂と、既に落ちてしまった砂をイメージすると分かりやすい。
食べるための仕事に使う時間を除外したら、好きな事に使える時間は、かなり限られる。断酒前は、好きな事と言えば、筆頭が飲酒だったので、1日の終わりとか、休日に酒が飲めれば、大満足だった。
逆に言えば、酒の無い生活は考えられなかったわけだが、今思えば不思議な事に、あの頃のほうが時間がゆっくり流れていたような気がする。アルコールは時間の感覚をも麻痺させていたのだろうか。
飲酒には時間が必要だ。飲み出せば、キリが無い。酔い潰れて寝てしまえば、その日は終わり。翌日まで引きずることも多い。
やりたいこと、やらなければならないこと、が沢山あり、1日があっと言う間に過ぎてしまう昨今、飲みたくないし、酔いたくない。やっと、我が心の中では、酒もタバコと同じ扱いになりつつある。
嫌いだから、飲まない。酔いたくないから、飲まない。
かなり前の記事で、断酒は手段に過ぎない、と言う意味のことを書いたことがある。今、それが本当に分かった。自分のやりたいことを、思う存分やるには、いつも素面でいなければダメなのだ。酒に支配されていてはダメなのだ。
時計の秒針を見ると良く分かるが、刻一刻と、貴重な時間が過ぎ去って行く。自分に残された時間を意識すると、酒を飲む時間も惜しいし、酔っ払って、自分が自分でない時間を過ごすのも、惜しい。
断酒直後の時は、それまでの惰性で続けていた悪習慣が恋しくてたまらない。断酒は、自分が本当にやりたいことを、思う存分にやるための手段に過ぎないと割り切って、飲酒以外の事に熱中しよう。
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