酒を断ったのが2年前の3月なので、昨年もそうだったが、この月に入ると、やはり、断ったきっかけの出来事を鮮明に思い出す。
一体何をしでかしたのか?あまりにもお粗末過ぎて、とても活字にしてお披露目することなど出来ない。
今日はじっくりと、自分のことを思い返して見た。当たり前に飲んでいた頃、やめて苦しんだ頃、段々楽になってきて、そして 今。
毎日ブログを書きながら、酒について多くの考察をしてきた。酒をやめようとしても、中々やめられない理由(わけ)を私なりに考えてみた。
先ず、やめるに至るきっかけが必要だが、これは何かひとつ、きっとあるはずだ。その人にとっての、いわゆる”底付き”かもしれないし、もっと軽い気持ちの場合もあるかもしれない。
(よし、明日からやめるぞ!)
と、こう決意する自分は何だか格好いいし、頼もしい。不安はあるが、何となく出来そうな予感もする。
ところがどっこい!言うは易し行うは難し、である。
やめられない、または再度飲んでしまうきっかけいろいろ。
1.先延ばしの例
(やっぱり、明日からにしよう。今日は、最後だ、沢山飲もう。)
2.途中挫折の例
( ここまでやめることが出来たんだ。どのくらい大丈夫かちょっと飲んでみよう。)
3.イベントの所為にする例
(めでたいこの日は例外だ。ここで飲まないでどうする!)
4.他人がトリガーになる例
(○○さんの勧めじゃ、断れないなぁ。少しならいいか...)
5.屁理屈をこねて飲酒を正当化する例
(飲まない我慢はストレスとなり身体に悪い。酒は百薬の長と言うではないか。少しだけ飲んでリラックスしよう)
やめよう!と思ったところで、先ずは断酒のスタートラインに立ったわけだが...立っただけでスタートしない人、何日か走って振り出しに戻る人、何十日か走って振り出しに戻る人、など。
つまり、やめよう!と殊勝にも思った人の中で、やめ続けられない人には、そもそも断酒をスタートしない人と、期間の長短はあれど、途中でまた飲んでしまう人、この二通りしかない。
やめられない理由は、とっても簡単だ。それは、飲みたいから。この、飲みたい、を何とか出来れば、断酒は継続出来る。私は、かなり時間は掛かったが、飲みたい、を、飲みたくない、に変えることが出来た。
飲みたい、が、飲みたくない、に変わると、極端な表現をすると、酒を見ただけで鳥肌が立つ。駅や街中で、琥珀色の液体が入ったグラスをもってにやついているタレントの、ドデカイポスターが目に入っただけで、不快になる。
そんなわけで、今日も締めくくりの言葉は、いつもと同じだ。
どうせやめると決めた酒ならば、大嫌いになってやろう!とことん嫌えば、飲みたくなくなる。
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