相変わらず、飲酒運転は減らない。このブログでも、何度も何度も取り上げて、書いた。
今、ちょっと検索しただけでも、ここ最近で、消防士、小学校の先生、弁護士という、社会的にも一目置かれる職業の人が、やらかしている。
消防士：２０１５年２月２１日、三重県名張市の消防士（３３）が、車２台を相次いで飲酒運転して自損事故を起こした。２月２０日の午後８時から約６時間も飲食店で飲酒してから自家用車を運転し、先ず１回目の自損事故。そして、それを乗り捨て、歩いて自宅に帰り、別の車を運転して、またまた自損事故したところを、見つかったそうだ。
小学校の先生：２０１５年２月２８日未明、香川県高松市の県道の交差点で、飲酒運転の小学校の教諭（４９）がタクシーに追突し、運転手と乗客の合わせて２人に怪我させ、そのまま走り去ったとして、ひき逃げの疑いで警察に逮捕された。
警察の調べによるとこの教諭は２８日午前２時４８分ごろ、高松市屋島西町の県道の交差点で酒を飲んで乗用車を運転して、赤信号で止まっていたタクシーに追突した。
弁護士：埼玉朝霞市で、弁護士の男（３６）が、車で女性をはねた現行犯で逮捕された。警察は、飲酒運転の疑いもあるとして調べている。
この弁護士は、２０１５年３月１０日午前５時半ごろ、朝霞市栄町で、横断歩道を渡っていた女性（８６）を車ではねた、過失運転致傷の現行犯で逮捕された。
女性は、意識不明の重体で、弁護士は、調べに対し、「歩いている女性には気がついていたが、はねてしまった」などと話しているという。弁護士の呼気からは、アルコールが検出されていて、警察は、飲酒運転の疑いもあるとして調べている。
飲むときは、その人の懐具合によって飲む酒の酒類もピンキリだが、どんな酒だろうと、人間には平等に害を及ぼす。酒の中に入っているアルコール（エタノール）は、性別・年齢・職業を選ばない。大富豪が飲んでも、貧乏人が飲んでも、全く同じだ。
酒を飲む前から、酔っ払っても車を運転しよう、などと思っていないかもしれない。飲んで酔ったら代行運転を頼もう、と思っていたのかもしれない。
けれども、アルコールが脳に侵入してきて、麻痺が起こると、素面だった時の考えはどこかへ飛んでしまい、別人格が活動を始める。大胆になり、自分なら大丈夫！と、根拠のない自信過剰になり、蛮勇を奮う。
（あ～、全然大丈夫！結構飲んだけど、シャキっとしてるじゃないか。これなら、運転しても平気だな）
自分が相当量の酒を飲んでいるにも関わらず、それを認めない。傍から見ればかなり酔っているのに、自分の頭の中では、大して酔っていないことになっているのだ。
《飲んだら乗るな、乗るなら飲むな》って標語が昔からあるけれど、役に立っていないのは、素面の人にしか意味が通じないからだ。素面の時にその標語を読んで知識として頭に入っているだろうが、酔っ払えば、そもそも交通標語なんて気にしない。もう一度読んでも意味が分からない。
《飲んで運転 死んで暗転》なんてどうかな。
《飲めや酒 握れハンドル 死に急げ》なんてのも作ってみた。
でも、「死んで暗転」「死に急げ」の、「死」は、飲酒運転している本人に対するものなら自業自得だが、何の関係もない人を巻き添えにすることが多い。これは、許せない。
では、ここで、タイトルの５・７・５標語をもう一度！
《飲酒して 握るハンドル 地獄行》
飲まなきゃこうなる！
《断酒して 握るハンドル セーフティ！》
酒をやめろ！とは言わないが、飲むんだったら、飲酒の前後はタクシーで移動してほしいな。
＊広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
（まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります）
