買わせよう!飲ませよう!酔わせよう!
あちこちに張り巡らされた、この罠に気付いて、掛からないようにしよう。
酒類の罠は、酒を嫌いになってしまえば、商品を片手に、タレントが真っ白い歯を出して、どんなに素敵な笑顔をしたポスターを見ても大丈夫。
(あんな不味いもの持って、作り笑顔をしているよ!)て思える。
本当に嫌いになるまで時間がかかるので、最初は大嫌いなフリをするのが良い。
ポスターやらCMやらに出ているタレントも、仕事だから、演出家に言われた通りの、作り笑いをする。プロが酒の販促用に作るのだから、見ただけで飲みたくなるのは当たり前だ。
プロと言えば、実に秀逸なキャッチコピーを、今日電車の中吊り広告で見かけた。アルコール度数1%の新製品。
「人生は、たった1%で楽しくなる。」
せっかく酒を断っている人でも、アルコール度数たったの1%なら、ちょっと飲んじゃおうかな、とフラフラっとするようなコピーである。余程手練れのコピーライターの作品だろう。お主、できるな!
しかし、たった1%で人生が楽しくなる人もいるし、私のように、たった1%で人生が暗転してしまう人もいるのだ。酒を断っている人間には、アルコール度数は関係ない。1か0か。入っているか、入っていないか、が、all or nothingなのだ。
楽しくなる人には、快楽への誘いだろうが、暗転する人には、罠である。同じ仕掛けでも、受け取る人によっては正反対の効果をもたらす。
酒を断って間もない人、まだ酒に未練が残っている人には、目につく酒の広告は、目の毒である。でも、目に飛び込んで来るものは防ぎようがない。自分を再飲酒へと誘う、巧妙に仕掛けられた罠(トラップ)なのだから、心の中で強く拒否しなければならない。
3月、4月は、年度の変わり目で、卒業、入学、職場の歓送迎会など、何かとアルコールがまとわりつく季節だ。罠(トラップ)の数も種類も多い。注意しよう!
快晴の下、紅梅と白梅のコラボと、早くも満開の河津桜。春だなぁ。
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